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ひとり旅と他人行儀の関係性

【思考をキレイにする旅の仕方(386)】ひとり旅と他人行儀の関係性

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どうやら私は「水くさい(他人行儀)」らしい。

 

親しい間柄になっても敬語が抜けないからというのが理由とのこと。

 

それが理由で、「冷たく感じる」とまで言われる始末です。

 

 

そんなこと言われてもなぁ……と、どこかで引っかかりながら電話を切り、

 

母がネット配信で選んだ映画「めんたいぴりり」を拝見していました。

 

明太子で知られる「ふくや」創業者の実話を元にした博多の人情たっぷりのホームコメディ。

 

 

「博多祇園山笠」の場面も登場します。

 

博多へ講演に伺った際、ちょうど祇園山笠中で、参加させていただいたことがありました。

 

そうそう、「締め込み」を「ふんどし」と言って、僕も叱られたなぁなど、拝見しながら様々な想い出が蘇ります。

 

年齢は関係なく、参加した年数で上下関係が決まり、

 

仕事先で上司と部下の関係性が、山笠ではひっくり返ることもあるらしい。

 

 

その関係性は消防団に似ています。

 

私の場合、40代に入ってから岐阜県安八町に移住し、消防団に入ったので、OB、つまり先輩は、学生時代の後輩もいらっしゃいました。

 

複数で飲んでいると先輩後輩の関係性がわからなくなり、私の敬語具合は、そこで加速したのかもしれません。

 

「前からだよ」と東京の知人友人は言うけれど。

 

 

こうして敬語を使い続けているうちに時折、突き放されて、「冷たく」感じることがあるようです。

 

プロジェクトだったり、身近なところで言えば、飲み会の二次会などで人を引き留めたりしない場合、言われることが多い。

 

 

これは、私が基本的に「ひとり」が好きということと関係があるのかもしれません。

 

それが繋がっているのかはわからないけれど、

 

最終的には、それぞれの人生の選択は、その人自身がするのがいいと思っていることが影響しているのかもしれません。

 

だから旅も「ひとり」が好きなのでしょう。<text:イシコ


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