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【思考をキレイにする旅の仕方(397)】アメリカ人が日本独特の「あいまいさ」に目を向け始めた?

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文芸評論家・新元良一さんとの出会いのきっかけは「象の消滅」の出版記念イベント。

 

アメリカ人編集者が選んだ村上春樹短編集の英語版と同じ作品構成の逆輸入版として日本でも発売され、装丁も含めて大好きな本です。

 

アメリカ人編集者が綴った前書きの翻訳を担当したのが新元さんでした。

 

 

20年以上のつきあいになります。

 

来日中はもちろん、私がニューヨークに伺う度に食事し、時には泊めてもらったことも。

 

そのために折り畳みベッドまで購入してくださったのですが、

 

畳み方がわからず、翌朝、フライトの時間に追われる中、2人で格闘したっけ。

 

 

そんな新元さんが4年ぶりに来日され、久しぶりに食事しました。

 

現在、ニューヨークの小学校で校長先生も務めているので、

 

多様性の教育論、アメリカにとっての宮崎駿論など話は尽きません。

 

 

特に分断の世界になりつつある今こそ日本人の「あいまい」論が注目されている話は興味深かったです。

 

白と黒だけではなく、白も黒も取り入れる選択肢を受け入れるアメリカ人が増えてきているのだとか。<text:イシコ


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