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夜と朝で男女が入れ替わる風呂にはご注意を

【思考をキレイにする旅の仕方(363)】夜と朝で男女が入れ替わる風呂にはご注意を

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浴場が夜と朝とで男女が入れ替わる旅館やホテルがあります。

 

露天風呂の景色が変わることもあり、ありがたい。

 

もちろん、入口に「男風呂」、「女風呂」と書かれているのですが、

 

思い込みで間違えそうになることがありませんか?

 

私は何度もあるんですよね。

 

 

逆のパターンもあります。

 

先日、山口県は萩市で露天風呂を満喫していました。

 

贅沢なスペースに大きな浴槽が1つだけ置かれているのです。

 

風呂スペースも洗い場も脱衣所もガラス張りでしきられ、全てが丸見え。

 

誰もいないので貸切り風呂のようにも思えてきます。

 

幸福感に浸り、日本海を眺めていました。

 

 

しばらくすると、女性2人の声が聞こえてきます。

 

60代、いや、70代、「おばさま」というより、「おばちゃん」と言った方がいい声でしょうか。

 

いや、そんなことを言っている場合ではありません。

 

 

このまま入ってくるのではと。

 

待てよ、こっちが男風呂でよかったよなぁと。

 

確認したよなぁ、確かにしたはずと自分に言い聞かせます。

 

 

しかし、相手は2人。

 

このまま入ってこられたら、私の方が分は悪い。

 

えっ?おかしいだろ?私は間違っていないんだから堂々としていればいいではないか。

 

「あら失礼、間違えちゃったわ」

 

なんて言われたりしても対応に困ります。

 

この妄想を、ほんの1秒足らずの間にして、咄嗟に風呂から上がり、野太い声を意識してせき払いしました。

 

「今朝は男性風呂ですよ」とでも言わんばかりに。

 

 

結局、おばちゃん2人は入ってきませんでした。

 

単に、露天風呂の廊下で、おしゃべりしていただけだったのです。

 

まぎらわしい、いや、彼女たちは悪くありません。

 

勝手に私が早とちりしただけ。

 

それにしても朝から、あのテンションはすごい。<text:イシコ


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