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旅慣れたと思った時ほど油断しない

【思考をキレイにする旅の仕方(174)】旅慣れたと思った時ほど油断しない

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ベトナムのリゾート地「ニャチャン」に一週間ほど滞在していた時のことです。

 

ニャチャンが気に入ってアパートを借り、1年以上住んでいる日本人の方々と仲良くなり、

 

毎日のように遊んでいました。

 

 

その中の1人の方は、いつもニコニコしていて穏やかなのですが、

 

私がウエストポーチが後ろになっていると必ず前にするよう注意してくださいました。

 

ある日、海に行き、砂浜に寝転がりながら話していたら、

 

「いつも小姑みたいに注意してごめんね」

 

とおっしゃった後、実は……と言って、Tシャツをめくりあげ、

 

お腹に縫い合わせた傷を見せてくださいました。

 

 

ケニアの首都ナイロビで追った傷とのことで、

 

「いい気になって、油断していたんだよ」と。

 

1人で歩いてはいけないと言われていた通りを

 

「昼間だから」、「旅慣れているから」と軽い気持ちで散歩している途中、

 

2人組の男性に襲われ、抵抗しようとした際にお腹を刺されたそうです。

 

 

不幸中の幸いで一命はとりとめ、それ以来「油断しない」がモットーになっているのだとか。

 

「そんな怖い目にあっても、やはり旅が好きなんだよね」

 

素敵な笑顔でした。<text:イシコ http://sekaisanpo.jp/


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