沖縄といえば、どんな風情を思い浮かべるでしょうか? 美しいビーチ、赤瓦屋根の町並み、沖縄グルメ、水牛車での観光など人それぞれ思い浮かべるものがあると思います。そんな一般的にイメージされる“沖縄らしい風情”が揃う離島が“竹富島”。沖縄本島からさらに南に位置する石垣島からさらにフェリーで15分に位置する小さな島。今回はその見どころを紹介します。
|竹富島の町並みを一望できる「あかやま展望台」
竹富島最大の魅力はその町並み。沖縄の伝統的な赤瓦屋根、石積みの塀、サンゴの白砂による真っ白な道。まさに典型的な沖縄の民家の姿がそこにはあります。
▲「あかやま展望台」からの眺め(1)
そんな竹富島は町の中を歩いているだけでももちろん風情を感じられて愉しいのですが、その景観を一望できる場所が「あかやま展望台」です。以前は上写真の左側に写っている「なごみの塔」から町並みを見渡すことができましたが老朽化のために閉鎖されてしまいました。
▲「あかやま展望台」からの眺め(2)
しかしながら、「なごみの塔」のすぐ近くに「あかやま展望台」ができたことにより、竹富島の町並みを高台から愉しめるのです。入場料は100円でこれだけの美しい町並みを一望できますので、充分にその価値はあると言えるでしょう。竹富島に着いたらまずはここに上って沖縄の空気と共に景観を満喫しましょう。
|絶品の八重山そばを集落内の「そば処 竹乃子」で
竹富島で人気食堂の1つが「そば処 竹乃子」。もちろんこちらも沖縄らしい赤瓦屋根の建物で、店先にある丼を持ったシーサーやカラフルで南国感溢れる暖簾がお店の目印となっています。
沖縄らしさの中には食文化も外せません。「観光地よりもまずご当地グルメ!」という方もきっと少なくないでしょう。その沖縄ご当地グルメの代表格とも言えるのが「沖縄そば」ですが、竹富島のある八重山地方では「八重山そば」と呼ばれ、沖縄本島の「沖縄そば」とは少し違っています。
そば処 竹乃子で提供されるのは、そんな「八重山そば」の中の「八重山そば」と言うべき伝統感じる味わいの一品。メニューは、そば自体は同じものですが、シンプルな「八重山そば」の他、「ソーキ(豚の骨付き肉)そば」「三枚肉そば(上写真)」と上に載るお肉が異なる3種が提供されています。
もちろんどれを選んでも心に染みる優しい味わいの絶品「八重山そば」。他にも沖縄風炊き込みご飯「じゅーしー」も提供されているのでセットでの注文もGOODです。
ただし、営業時間は16時までですので通常はランチとして戴くのに問題ありませんが、早めに売り切れる可能性もあるのでその点だけ気をつけてくださいね。
|島内をゆったり歩く姿が素敵な水牛たち
次にご紹介する竹富島の見どころは、町を練り歩いている水牛たち。水牛車での観光を“沖縄らしい風情”として思い浮かべる方も多いかもしれませんね。
竹富島には観光用の水牛車が用意されているので、実際に乗ってガイドさんのお話に耳を傾けるのもいいと思います。とはいっても、水牛たちはその歩いている姿自体がとても絵になるので、町歩きをしていて見かけたら邪魔にならないように観察してみましょう。
竹富島は小さな島なので、島内全体にのんびりとした空気が流れていますが、水牛車を見ているとさらにのんびり流れる空気を強く感じることができます。現在、水牛車の姿を見ることができるのは、竹富島の他は由布島くらいなのでぜひ満喫してみてくださいね。
|猫もくつろぐ「コンドイビーチ」&星砂のある「カイジ浜」
続いて紹介するのは、島の西側に位置している砂浜「コンドイビーチ」です。白い砂浜が広がっていて、その先には透き通った海がきらめいています。
遠浅であるためシュノーケルには不向きですが、その分危険は少なく、小さな子供と一緒でもゆったりと海遊びを満喫できる海水浴場としても人気のあるビーチです。
時により、ビーチ周辺には多くの猫たちがいることも。日向ぼっこをしてのんびりした様子はとてもかわいらしく癒されること間違いなしです。
竹富島には「コンドイビーチ」以外にもキレイな砂浜があり、中でも「カイジ浜」は星の形をした“星砂”を見つけやすい場所として人気があります。
「カイジ浜」は少し中心地から距離がありますが、自転車があれば10分くらいでアクセスできるので、星砂を狙っている方はぜひ足を運んでみてください。コンドイビーチよりも穴場のビーチなので人も少ないことが多いですよ。
|竹富島へのアクセスと島内での移動手段
竹富島は石垣島からフェリーでのアクセスとなりますが、所要時間はたったの15分ほど。お昼時以外は30分間隔で運行しているので、日帰りで行くことはもちろん、気が向いたタイミングでフラッと訪れることもできます。
島自体はそれほど大きくありませんので、普段歩き慣れている方であれば徒歩でじっくり島を満喫するのもいいでしょうし、効率良く周遊したいという方であればレンタサイクルを利用するのがオススメです。ぜひ石垣島に出かけた際は、前回紹介した黒島とセットで訪れてみてくださいね。<text&photo:岡本大樹>
2018/04/01| TAGS: lifestyle
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