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麹と酵素の教室(前編)

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酵素の働きは「消化」と「代謝」

 

では具体的に「酵素」の働きって? どうして「酵素」が必要なのだろう?

 

『酵素の働きは2つ。食材を消化して体内に吸収しやすく分解する働き=「消化」と、身体中の全ての「代謝」をつかさどることです。酵素は必要に応じて体内でつくられるものですが、その生産能力には限界があり、また加齢によってもその生産能力が低下します。肌質が下がるのも代謝機能の低下によるものです』

 

代謝の低下=酵素の自己生産が充分にできてないとは……。残念な限りだが、普通の食物から酵素を摂取し、補填することはできない?

 

『生の食材には自分を消化する消化酵素があり、食材が腐るのも酵素の働き。これを「自己消化」といいます。人間が生の野菜や魚などを食べると、胃で消化される前に食材が持っている酵素で自己消化をする。最終的に胃での消化を助けるために、人間の消化酵素の使用量は減る事になります』

 

食材に含まれている消化酵素を味方にすることで、自身の消化酵素は節約できる……ってことだ。ちなみに「生の食材には…」ということは、加熱したものは食材の消化酵素はどうなるの?

 

『加熱調理では食材の酵素が壊れてしまって自己消化ができないので、人間の消化酵素を多く使う事になります。言い換えれば、加熱調理食品を食べることは、無駄に消化酵素を消費することに。
そうなると、本来は代謝酵素をつくるための酵素生産能力が、消化酵素のほうへ振り向けられる。結果、消化吸収だけでなく、代謝も損なわれることになります。そして代謝酵素の生産能力が下がると老化が始まるので、肌質の低下もこの代謝酵素の低下と関係があるというわけです』

 

 ……あまりの理路整然さに無言になりそうだが、酵素が大事だということはおおいに理解できる。充分な自己生産も難しく、食材からの摂取も現代のライフスタイルではままならない……そんな忙しい毎日を送る我々にとって、強いミカタになってくれそうなサプリメントはどうだろう? どこまで効果があるか、いったい何を選べばいいのか? 

 

 

詳しくは後編で!!


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