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KIREI FILE 02 岸 紅子

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−なぜ「女性が」生きていくために必要な知識なのでしょう?

 女性の身体は大きな変化を迎えているんです。戦前の女性と比べると現代の女性は子供を産む回数が激減している。女性の生涯生理回数を比較しても、50回から500回にも増えたとされています。これは生涯でホルモンの影響を受ける頻度も激的に増えているということなのです。

 毎月受けてしまう気分や体調の乱高下をどうやってメンテナンスするか、仕事や子育てをしながらどうやって心身をマネージメントしていくか。男性は1つのホルモンしか出ないので波がないのが特徴ですが、女性は2つのホルモンがシーソーのように波を作るもの。この「波」があることを理解すれば、女性はその波とどのように付き合っていけばいいかがわかる。そうすれば、考え過ぎたり、追いつめたりして心身を壊すことが防げるかもしれない。そして男性が女性のライフステージについて理解したら、職場での女性に対する意識が変わるかもしれない。だから知識としては、男女問わずに知り得て欲しいですね。

−この知識が、「キレイ」へとつながる?
 ストレスによって脳がダメージを受けるとホルモンバランスが乱れ、呼吸が浅くなる。そうなると新鮮な酸素が運ばれず、末端に血液が届かない。だから肌荒れする…本当にすべてがつながっています。心身と向き合うところから始めなくちゃ、本当の美しさへは辿り着かないんです。
 肌は、心と身体の写し鏡。毎日見ている中で、たとえば今日は肌の調子がいいなと思ったら、なんでかな…と考える。そういえば昨日すごく良い事があった、とか。逆に肌の調子が悪ければ、あんまり寝てないな、とか。そういう検証をしていく中にこそ、美しさの鍵があるんです。結局は、自分自身でキレイになっていくしかない。自分の自然治癒力をいかに高めて生きていくか。それがとても大切だということに、ぜひ気付いて頂きたいです。

 人は何をもって美しいと感じるかというと、「生命感」なんです。たとえば、末端部である髪は、ダイエットなどの影響で傷んでしまうこともあります。それは身体が危機を感じて、髪よりも違う部分に栄養を与えなくちゃ、という働きの結果。つまり、髪や肌が艶やかだということは、身体の内部も美しいに違いない、だから男性は本能的に「この人なら良い子孫が残せるんじゃないか」と感じて惹かれていくのです。そういう内面から導かれる美しさについてを知って頂くことは、これを見てくださっている美容に従事されている方々にも有益だと思いますよ。

 

 岸さんの「キレイ」の秘密は……? >>>

 


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