−自らが提言していく立場として、岸さんが常に気を付けていらっしゃることや、お仕事に対するポリシーはありますか?
やはり「バランス感覚」でしょうか。ホリスティックの考え方って、「バランス」や「協調」という意味も含まれているんです。仕事でも、何であっても一生懸命取り組むけれど、どこかで俯瞰して見ることも大切。自然治癒力を高めてくれるハーブやアロマだって、一方ではとり過ぎるとアレルゲンになる可能性もある。すべてはバランスの上に成り立っているんです。仕事と、自分の生活や子育てとのバランスもそのひとつ。常にそのバランスをウォッチしながら進めていくようにしています。それぞれが、その人らしく、でいいと思います。目が大きい、脚が細い、だから美人っていうことじゃないのと同じで、人間として魅力的だということも含めての、バランス。そういうバランス感覚を失わないようにすることがテーマですね。
−今の自分自身への課題、目標は?
協会を立ち上げ、検定制度を整えてきましたが、今年はじめてホリスティックビューティのインストラクターが誕生します。「基礎工事」のフェーズが終了し、来年からは「普及」という段階へ。今年はその基礎固めをしっかりと行いたいですね。そして来年以降は、ホリスティックビューティの概念が一過性のものにならず、しっかりと根付くように精力的に進めていきたいですね。心と身体に向き合う方が増えて、世の中には美人がいっぱいになるはずです!(笑)
*お気に入りの「きれいの逸品」は?
『女性のための生涯手帳』
¥5,250
これは医学博士の対馬ルリ子先生に医療監修をして頂き、ホリスティックビューティ協会で制作したもの。私の周りでも、たとえば子宮頸がんのワクチンを前にいつ受けて、それが何回目なのかを覚えてないという話を聞くことが多かった。「母子手帳」はあっても、それ以降のものはなかったんですよね。病歴やアレルギー反応なども書き留めていくことで、経年変化を見て、自分のことを正確に捉える。私自身ももちろんですが、娘用にも1冊使用しています。
詳細はこちらへ
http://www.h-beauty.info/女性のための生涯手帳/
*profile*
岸 紅子
NPO法人日本ホリスティックビューティ協会代表理事。
キレイ=スガタ×カラダ×ココロというホリスティックビューティの考え方を提唱し、検定やセミナーを通じて日常的にできる自然治癒力の高め方や美容法を伝えている。
http://www.h-beauty.info
photo:Koichiro Kashiwa(Studio DADA)
text :beauty news tokyo
2012/05/10| TAGS: beauty
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