ーご自身がママになってから、「きれい」についての意識変化はありましたか?
ほとんどのママたちが言うこと、これは私自身も体感したのですが、時間がないんじゃなくて自分と向き合う気力がないんです。これが一番の原因で、面倒になったり、きれいになることを諦めてしまったりする。心持ちが変わってしまうんですね。あとは、ママ友からよく聞くのは「誰にも見せないのになんできれいにする必要があるの?」…これって、もう結婚したからという安心感なのかもしれません。
女性たちは、独身時代は「彼のため」や、まわりの目を意識してきれいになろうとしていたものが、結婚してからは「自分のため」になる。だからちょっと手を抜いてもいいかなと思うのかもしれませんが、逆に言えば、自分のためだけに手をかけられるということ。私自身は、ママになってからは特に、「自分のためにきれいにしよう」と思うようになりました。
ーでは、神崎さん自身の「きれい」へのこだわりや、普段から気をつけてらっしゃることはありますか?
とにかく鏡を見るようにしています。昔から事務所の方に「自分の顔や体をしっかり見て、毎日チェックしないときれいは伸びない!」と言われてきましたが、確かにその通りだな、と。そしてメイクをしてきれいになった自分を見ることで、ホルモンが出るんです。いわゆる「美肌ホルモン」と呼ばれる、恋をすると出ると言われるものですが、これがきれいになった自分を見ることでも出る。これ、データで実証されているんですよ!
だから私の家では、壁を一面だけすべて鏡にした部屋もありますし、ベッドサイドには12倍に拡大されるミラーも。朝晩、ひどーい顔のときも戒めとしてちゃんと見る(笑) 但しストイックになりすぎるとストレスで逆効果になりますから、多少は楽観しつつ、が大事です。
ー最後に、この仕事に携わるうえでのポリシーをお聞かせください。
必ず自分で試して、良いと思ったものしかお勧めしない。これだけは以前から譲れないんです。今は情報が多すぎて、なかなか選びにくい時代ですよね。だからこそ大切にしたいスタンス。私はこれからも実際に試して、良いと確信してからみなさんにご紹介していくつもりです。
*お気に入りの「きれいの逸品」は?
メイクポーチは気分で変えています。メイク直しする時など、ポーチがカワイイと気分が上がりますよね! エスティーローダーのリップは、名前や「Happy」といったメッセージ入り。カウンターですぐに入れてもらえるんですよ。そしてフレグランスは午前と午後で香りを変えるため、常に2個は持ち歩いています。ローズの香りが好きなのですが、ブルガリやクロエは人気が高くて他の人とカブることも多いので(笑)シングルノートを混ぜて使ったりしています。
ローズの香りとジャスミンの香りは1日に1回は必ず身につけるようにしているんですが、このジャスミンは子宮に働きかけるので、女性には大切な香り。ちなみにジャスミンの白い花の成分から、動物界では周知のことなのですが、異性を惹き付けるフェロモンのような物質が出るんですよ。だからちょこちょこ嗅ぐようにしています(笑)
*profile*
神崎 恵
女優、モデルとしての実績を重ね、現在は美容家・ビューティーブラッシュアップコンサルタントとして女性誌をはじめとする数多くのメディアで活躍。美容に対する飽くなき探究心と深い知識、それに裏付けされた目で「自分で使用し、いいと思ったものしか皆様にお勧めしない。」というスタイルが同世代の女性に高い支持を受けている。
9月1日より初の冠番組『神崎二丁目』がスタート。詳しくはコチラ
オフィシャルブログ http://ameblo.jp/kanzakimegumi/
photo:Hiroshi Mashimo(Studio WINDS)
text :beauty news tokyo
2012/09/11| TAGS: beauty
神崎恵
きれいのニュース | beauty news tokyo