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イタリアの優美に”幸福”する

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今年は『日本におけるイタリア2013年』と題され、イタリア大使館をはじめとするさまざまな企業が主催するプロモーションイベントが日本各地で展開される予定。年間を通して、イタリアの文化や科学、産業、食、観光情報に触れる機会に恵まれそうだが、そのなかから『ラファエロ』展についてをご紹介。
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 2013年の幕開けとともにお届けするのは、『日本におけるイタリア2013年』最初の大規模イベント『ラファエロ』の情報から。2013年3月2日より、国立西洋美術館(東京・上野)において開催される。これまでラファエロの大規模な展覧会は欧州以外で行われた事がなく、日本での開催は画期的な出来事だ。

ラファエロ・サンツィオ 《自画像》 1506年頃 油彩/板 47.3x34.8cm フィレンツェ、ウフィツィ美術館 ©Antonio Quattrone

 ラファエロ・サンツィオ。誰もが知っている画家であり、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロと並び称されるイタリア・ルネサンスの三大巨匠のひとり。西洋美術史における重要な人物で、西洋の画家にとって絶対的な手本とされてきた。早熟な天才は1508年にローマに上り、教皇をはじめ有力貴族に重用。ヴァチカン宮殿の壁画をはじめ、数多くの宗教画や肖像画を手がけるなどの栄光を手に華やかな生活を送るが、37歳という若さでその生涯を終えた。

 

 

 

ラファエロ・サンツィオ 《大公の聖母》 1505-06年頃 油彩/板 84.4x55.9 cm フィレンツェ、パラティーナ美術館©Antonio Quattrone

 ラファエロが数多く描いた聖母子像の中でもとりわけ最高傑作と名高い『大公の聖母』。これが今回、本邦初公開となる。この代表作を含め、彼の作品は欧州の著名な美術館がそれぞれの目玉として収蔵しているものばかりのため、一堂に会するのはごく稀な事。それが今回は、ウフィツィ美術館、パラティーナ美術館などのイタリア国内の 20以上の美術館に加え、ルーブル美術館、プラド美術館など、世界の名だたる美術館から作品が上野・国立西洋美術館に集結。まさに夢の展覧会!

 

 

 

 

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