ーファッションも、まさに後者のほうですね。
お洋服から小物まで、手にする方それぞれが好きなものを自由に組み合わせて表現するのがファッション。お店やブランド側は最初からそれを許容していて、全身をひとつのブランドで揃えてほしいということはなく、お洋服と世界観が活かされるのであればどのようにでも着て頂きたい、という思いなんですよね。Lampのお洋服だけじゃなくていい、その方が好きなものを選べる機会を与えて差し上げるというファッション業界で、自分の経験を違った形で活かせるのではないかと思いました。でも、わりと思い切って飛び込んだな、という感じはありますが(笑)
ー実際に Lamp harajuku でのお仕事をしてみて、いかがですか?
お客様の笑顔を目にしたり、「カワイイ!」と気持ちが上がる瞬間に立ち会えることがとても楽しいです! たとえばスタッフが着ているお洋服や、店内のディスプレイを通してのコミュニケーション、「私もマネしてみようかな」「これを着てみたい」という気持ちを目の前で伝えて頂けることって、本当に素敵なことですよね。
お客様と私たちスタッフとが「カワイイ」という感情をやりとりできる。こういう共感って、”幸せを感じる条件”のひとつだと思います。もちろん仕事ですから、「カワイイ」ばかりではなく大変なこともありますが、こうした一瞬の共感で苦労は帳消しになってしまいます。
ーもともとファッションは好きだったのですか?
好きではありましたが、すごく個性的なおしゃれが出来るという訳ではなかったですね。女子大に通っていた頃はちょうど「モテ系」が大流行。美容院ではみんながデジタルパーマで”ゆるふわ巻き”という感じでした。当時はいい意味で、決められた中でのおしゃれを楽しんでいたんだな、と思います。
でもLampに来てから特に思うのは、おしゃれってこんなにも自由なんだ!ということ。たとえば主役級だから着回しするものじゃないんだろうな……と思っていたシルクプリントのワンピースを、翌日別のスタッフが裾をうまく摘んでパンツにin。ワンピをトップスとして上手に着こなしていたんです。最終的に「カワイイ」スタイルになれば、どう着るのもアリなんですよね。そういう意味で、私もまだまだ勉強中です!
神田さんが輝ける秘訣は……? >>>
2013/03/04| TAGS: beauty
きれいのニュース | beauty news tokyo