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フランス流☆出す美学

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フランスの8月は、すっかりバカンス♪  遠くの避暑地へ行ってのんびりする人もいれば、先日の記事でもご紹介した、セーヌ河岸にある人工ビーチ『パリプラージュ』などの街中でゆったり夏を楽しむ人も。今回は、パリの街中でバカンスを楽しむ人々をスナップ! そこから見えたパリの人々の美学とは…?

街中にある人工ビーチ、「パリプラージュ」で日焼けにいそしむ彼女。周りの目線なんかおかまいなしで、いたってマイペース。

街中にある人工ビーチ、「パリプラージュ」で日焼けにいそしむ彼女。周りの目線なんかおかまいなしで、いたってマイペース。

恋人たちの橋、ポンデザールにてお散歩中のパリジェンヌの後姿。ブラジャーが丸見えでも気にしない!この橋にかかっている南京錠は、カップルが永遠の愛を誓って取り付けるのだとか。

恋人たちの橋、ポンデザールにて。お散歩中のパリジェンヌの後姿を。ブラジャーが丸見えでも気にしない!この橋にかかっている南京錠は、カップルが永遠の愛を誓って取り付けるのだとか。

声をかけると、周りに人がいるのも関係なくいきなり彼氏が彼女の背中を全開に!素敵なタトゥーをぜひ写真に収めてほしかったみたい。

声をかけると、周りに人がいるのも関係なくいきなり彼氏が彼女の背中を全開に!素敵なタトゥーをぜひ写真に収めてほしかったみたい。

  
 とにかくパリジェンヌは、写真を見てもわかるとおり、「場所を問わず、美白なんて、関係無し」。シミが見えちゃっても、できちゃっても気にしない。たとえスタイルがいまいち……でも、腕もお腹も隠さない! 胸の谷間だって見えちゃっても平気♪♪

 理由は単純。「夏は暑いから」なんだそう。見せているなんて意識はなく、ただ本能のままに行動するのがフランス流。
 思えば男女を問わず彼らは、『Je t’aime!(愛してる!)、『 T’es belle!(キレイだよ!)』などなど、自分の気持ちや、愛の言葉もドンドン口に出す。とにかくなんでもストレート。
 日本ではなかなかこうはいかない…。

 なかなか「No」と言えず、今でもまだまだ慎ましやかであることが求められ、ホンネとタテマエの言葉表現が多い日本は、どちらかといえば『隠す』ことが美学。とすると、フランスはまさにその正反対!『出す』ことが美学なのかも!?

 パリにもし旅行にするなら、キレイな景色や美術館もいいけれど、街行く人を眺めて、「美」に対する捉え方の違いを考えてみるのも面白い♪

cooperation & photo; meiko

*profile*

パリ在住のイラストレーター、デザイナー。
手のひらサイズのフェルトワークで高く評価され、その感性を活かしてアクセサリーやインテリア小物づくりにも取り組んでいる。
「dessin de meiko」 http://d.hatena.ne.jp/mei0606/

 


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