メイクとヘアを終えたモデルたちは衣装を着がえてステージ袖へ向かうのだが、このステージ袖のさらにふもと、ステージ真裏にあたる場所には、スタイリングのフィニッシュをするスペースが用意されている。……といっても、ここはステージ機材や美術関係を搬入出する通路にあたる場所。多くのスタッフが行き交い、密着取材を受けるタレントの周囲にはカメラクルーがいたりと、相当な煩雑さ。
しかもステージ側のすぐ裏なので、演出への配慮で十分な明るさもない場所だ。次のステージまでほとんど時間がない場合は、この片隅に用意された“早替え”スペースで着替え、ここでヘアとメイクをチェンジする場合もある。
そうしてようやく、ステージ袖にスタンバイするモデルたち。ここでも、ヘア・メイクスタッフの入念なチェックとフィニッシュが行われていた。
そうしていよいよ「moussy(マウジー)」のショーがスタート。モデルたちが一人ずつランウェイへと向かい、大歓声に包まれる姿が袖のモニターに映し出される。
しかしその姿を目にすることもなく、スタッフは次の「CECIL McBEE」出演モデルのフィニッシュに。
ブランド毎のショーは、休憩タイミングでない限り数分の間もなく続いていく。
会場の熱気が冷める暇もないほど、次から次へと繰り出される華やかなランウェイショー。その裏側は整然と、何一つ無駄な動きをすることのないプロフェッショナルたちによって、しっかりと支えられていた。
photo (backstage):Hiroshi Mashimo (Studio WINDS)
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2013/09/18| TAGS: beauty
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