こんにちは。
睡眠コンサルタントの友野なおです。
大分肌寒くなってきましたね。
みなさんぐっすり眠れていますか?
さて、今日は肌再生の「ゴールデンタイム」についてのお話です。
このコラムを読んでくださっている方なら一度は、
「成長ホルモンが出る22時~2時までは眠るべき」
「この時間の睡眠こそ、美肌をつくるゴールデンタイム!」
という話を聞いたことがあるのではないでしょうか。
「夜10時には眠りにつかなくちゃ!」と、
急いで残業を切りあげたり、飲み会を断ったり
涙ぐましい努力をしている人も多いかもしれませんね。
でも実は、この時間にこだわる必要はまったくないんです!
そのかわりと言ってはなんですが、
睡眠の美効果を十分に受けられる「睡眠のコアタイム」は存在します。
それは、<0~6時>のあいだ。
この時間にしっかり眠ることがとても大切になってきます。
睡眠中には「成長ホルモン」に加えてもう一つ、
「コルチゾール」という脂肪燃焼を助けるホルモンも
分泌されているのをご存じですか?
この分泌のピークは、午前3~6時ごろ。
睡眠の “リズム” ではなく、“時間” で決まっているんですね。
「成長ホルモン」と「コルチゾール」という
この2つのキレイをつくるホルモンが競合せずに
恩恵をマックスで受け取れるベストの睡眠時間が
0~6時のコアタイムというわけです。
同じ睡眠時間でも、この時間に眠っているのとそうでないのとでは、
眠りの「質」がぜんぜん違ってきますから、
ぜひ意識してみてくださいね。
■「朝食」が、睡眠の質を左右する!
さて、次に“起床後の過ごし方”についてお話しましょう。
気を付けてほしいのは、起床後30分に何をするか。
実は、寝起きをどう過ごすかによって、
日中を活動的に送れるかどうかはもちろん
夜の眠りの質も左右されるんです。
起床後30分でやってほしいことは、次のとおりです。
1)明るい太陽の光を目に入れる
2)常温の水で水分補給
3)果物をとる
4)タンパク質をとる
外光を浴びることで体を目覚めさせたら、
水分に加えて、ビタミンやタンパク質を補給しましょう。
朝ご飯はトーストとコーヒーだけという人も多いかもしれませんが、
ぜひ加えてほしいのが、卵やチーズ、ヨーグルトなどの“タンパク質”。
実はこのタンパク質が夜の快眠をエステタイムにしてくれる立役者なんです。
タンパク質に含まれる「トリプトファン」という成分は、
脳内で、元気や癒しをサポートする「セロトニン」という
神経伝達物質ホルモンの原料になります。
このセロトニン、日中は意欲的な活動を助けてくれるうえに、
夕方以降になるとメラトニンという睡眠ホルモンに変化して、
睡眠の圧が高めてくれるという働き者なんです。
いい眠りのためには、朝のタンパク質!
これを忘れずに実践してみてくださいね。
*Profile*
友野なお
睡眠コンサルタント/インナービューティーアドバイザー。睡眠改善インストラクターの資格を活かして、食と睡眠の両面から美しくなる方法を伝授。イベントやセミナーの講師のほか、雑誌、テレビなど多方面で活躍中。著書に『眠るだけビューティー法則 眠活』、『履いて快眠ゆるソックスダイエット』がある。
text;Miwako Matsuzaki
photo;Yuji Imai
2013/11/06| TAGS: beauty
友野なお
きれいのニュース | beauty news tokyo