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胸キュン!『ミトン+こねこのミーシャ』

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『こねこのミーシャ』ソ連/1963/11分 ★日本初公開

『こねこのミーシャ』ソ連/1963/11分 ★日本初公開

大人気キャラクター「チェブラーシカ」を生んだロシアから、とびきりキュートな人形アニメーションのプレゼント♡ クリスマスに心をほわんと温めてくれる4つの短編が、2013年12月21日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷にて公開☆

 2001年に渋谷のユーロスペースで初公開されるやいなや大ブームとなり、今も不動の人気を誇る『チェブラーシカ』。その生みの親であるロマン・カチャーノフ監督(1921-1983)が没後20年を迎えた今年、日本初公開を含む彼の短編4作が一挙上映される。

 なかでも注目はやっぱり、カチャーノフ監督の最高傑作と言われる『ミトン』(1967年)。

『ミトン』 ソ連/1967/10分

『ミトン』 ソ連/1967/10分

 主人公は、子犬が欲しくてたまらないひとりぼっちの女の子。ママから大反対され落ち込みながらも、赤いミトンの手袋を子犬に見立てけなげに遊んでいると、なんと手袋が本当の子犬になって……。赤い子犬の愛くるしい動きといったら! もうほんとに胸がキュンとして抱きしめたくなるぐらい、目に焼き付いて離れないほどのかわいさだ。
 台詞は一切なく、人形の動きと情景のみで10分のお話が展開していくのだが、決して退屈することがない。ソ連時代独特の陰鬱な雰囲気、どことなく漂う切なげな哀愁。その時代、その国でしか出すことのできない空気感など、すべてが素晴らしい。50年近くを経た今も決して色褪せることのない不朽の名作だ。

 他に、こねこのかわいらしい動きとか細い声に胸キュン確実の、日本初公開となる『こねこのミーシャ』(1963年)や、複雑なストーリーを台詞なしで紡ぎ上げた、こちらも日本初公開の『迷子のブヌーチカ』(1966年)、美しくも物憂げなロシアン・ママが素敵な『レター』(1970年)も同時上映。映画館でお目にかかれるのは、本当に貴重な機会!

『迷子のブヌーチカ 』 ソ連/1966/20分 ★日本初公開

『迷子のブヌーチカ 』 ソ連/1966/20分 ★日本初公開

『レター』 ソ連/1970/10分

『レター』 ソ連/1970/10分

 映画でもアニメでもCG全盛の今だからこそ、よりその温かみが心に豊かに触れてくる『ミトン+こねこのミーシャ』。ロシアの巨匠からの素敵なクリスマスプレゼントで、心をほっこりあっためて。

 

『ミトン+こねこのミーシャ』
2013年12月21日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー
©MITTEN+ PROJECT
http://www.mitten-plus.jp/theater.html

 


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