太平洋に面する高知県黒潮町。この広大な砂浜にひらひら舞うTシャツは、すべてアート作品。
『私たちの町には美術館がありません。美しい砂浜が美術館です。』
とは、会場となった「砂浜美術館」のコンセプト。このコンセプトの通り、長さ4キロメートルの砂浜そのものが「砂浜美術館」なのだ。日常に当たり前に存在する砂浜が美術館ということは、そこにある空と海、そこに集う人々でさえすべてが「作品」ということになる。
この美術館が最も賑わいを見せるのが、毎年ゴールデンウィークに開催され、今年で26回目を迎えた「Tシャツアート展」。美術館(砂浜)に、日本中から応募で集まったひとつひとつ違う個性豊かなデザインのTシャツたちが、まるで洗濯物を干すように展示され、砂浜の上をひらひらと舞う。
今年も5月3日(土)〜7日(水)にかけて開催された「Tシャツアート展」だが、なんと全部で1,222点の作品の応募があったそうだ。
自分たちの作品はどこに展示されているのか探し出すのも楽しいし、何と言ってもみんなが応募した個性溢れる作品が目を楽しませてくれる。
また、「ビーサン飛ばし大会」や「砂像体験」などの関連イベントの他、今年で29回目を迎えた「シーサイドはだしマラソン(主催:黒潮町教育委員会)」も会期中に開催され、こうしたイベントに参加することで自分自身が「砂浜美術館」の作品のひとつになれるというのも、このアート展の楽しみ方のひとつ。
ちょうど私たちが会場を訪れた5月6日(火)の夕方には「砂浜ウェディング」と題し、流木や貝がらなどで飾られた特別な”結婚式場”で、公募で選ばれた限定1組のカップルが挙式。絶対に忘れられない素敵な思い出になるはず♡
ゆったりとした時の流れの中で、刻々と変化する自然を体感でき、そこに集う人たちの笑顔が溢れていた「砂浜美術館」。来年も「Tシャツアート展」はゴールデンウィークに開催される予定とのことなので、ぜひ作品の応募や、現地を訪れて自然と一体となったアート展を楽しんでほしい。
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2014/05/22| TAGS: culture
lifestyle
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