マドンナやケイト・モス、ミッキーマウス、チャップリンなどをモチーフにした作品などで知られ、“ウォーホルの再来”、“Banksy(バンクシー)以来の超大物”と称される、ロサンゼルス在住のフランス人グラフィティアーティスト・Mr. Brainwash(ミスター・ブレインウォッシュ)。現在そのDNAを受け継ぐ息子のHijack(ハイジャック)とともに、ホテル グランパシフィック LE DAIBAの「Gallery 21」にて作品展を開催中だ。
<Madonna ”Celebration For Japan”/Mr. Brainwash>
今回、この作品展開催に合わせて来日した世界のグラフィティアートをリードする話題の親子にインタビューさせてもらった。
<左:Mr. Brainwash、右:Hijack>
—今回の作品展での見どころは?
Mr. Brainwash(以下、Bw)「例えばケイト・モスの作品(冒頭写真)を見てほしい。ご存知の通り、モデルとしての彼女は存在感があり、無限の可能性を感じさせる希有な存在だ。その彼女の情熱や存在意義をどのように感じて表現するかが自分にとってのアートであり、創作活動の源なんだ。他にも、バンクシーとコラボレーションした作品『Banksy Thrower』。バンクシーの作品に、バンクシー自身が花を投げている作品があるのだけど、それをインスパイアして、本物のアート作品が載った本を偽物のアート作品に向かって投げつける、そんなヒネリを効かせているんだ。バンクシー本人が『すごくおもしろい』と評価してくれてるので、この作品もぜひチェックしてほしいね」
<Banksy Thrower/Mr. Brainwash>
Hijack(以下、Hj)「『愛』をテーマにした、男の子が野球のバットで壁を打ち砕いて♡(ハート)をつくるという立体的な作品『Beating Heart』かな。“愛は簡単には得られない、愛を得るには何回もトライすることが必要。そして情熱的に愛を貫くことで最後に愛が結実する”。そんなメッセージを込めてつくった作品なんだ」
<Beating Heart/Hijack>
ー日本のアートシーンについてどのように感じている?
Bw「日本のアートシーンはすばらしいと感じている。だから以前ロサンゼルスで開催したショーのように、今後日本でショーを開催するときには、さまざまな日本人アーティストを招待し、そこで何かコラボレーションできる空間を作りたいね」
Hj「本当に面白いアーティストが多いよね! 今回の来日にあたって、日本のグラフィティアーティスト・DRAGON 76と1つのキャンバスで1つの作品を作り上げるコラボレーションイベントも予定しているんだ」
—今後の活動の展望は?
Bw「今回はHijackとの合同展という形だが、私の本来の展示会は、空間を含めてすべてプロデュース・演出する大規模なインスタレーションなので、また日本で企画展を開催するときには、もっとスケールを大きくして開催したいね」
Hj「作品『Live In The Shadows』にも描いたように、僕たちグラフィティアーティストのアイコンは『黒猫』。世間から隠れるように行動して、みんなが見てないところで何かを成す。東京に限らず、世界の至る所に『黒猫』をまき散らしていきたいよね」
<Live In The Shadows/Hijack>
ちなみに超大物の父Mr. Brainwashの作品は、ハリウッドセレブ、大物ミュージシャン、著名スポーツ選手、ハリウッドムービースターらがコレクターとして名を連ね、発表と同時にすぐに売り切れるほどの高い人気誇り、そして息子のHijackは超イケメンと、注目すべきアーティスト親子。
2人の作品展は2014年12月28日(日)までとなっているので、ぜひ会場に足を運んで彼らのアートに触れてみて!!
MR.BRAINWASH Art Show In Japan Featuring “Hijack” Japan Debut
2014年12月28日(日)まで 11時〜18時 ※祝日を除く月曜定休
入場料:無料
会場:GALLERY21(ホテルグランパシフィックLE DAIBA 3F)
TEL:03-5500-6711(代表)
(c)2014 Amusement Art LLC.,All Rights Reserved.
2014/12/06| TAGS: culture
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