まだまだ寒い冬が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか? 飲み会が続いたり、お仕事で疲れたりと、毎日疲れが取れにくい方もいらっしゃるのでは? さて、今回はお腹周りが気になる「メタボ」を改善してくれたり、「疲労」を改善してくれたりする、“メタボ&疲労改善”に必要な栄養素をご紹介したいと思います。
冬になると、身体が冷えるので、体温を上げようと、炭水化物を摂る量が増えたり、ストレスや疲れなどから、甘いものが食べたくなったりしますよね。
炭水化物は適量摂るのは身体の機能を保つのには非常に大事なこと。そして甘いものを摂れば、心もホッとすることってありますよね。
しかし、何事も「取りすぎ」は禁物。
そこで、炭水化物や甘いものを摂るときに、一緒に摂って頂きたいものが「ビタミンB1」です。
炭水化物や甘いものに含まれる「糖質」をエネルギーに変えるには、
「酸素+酵素+ビタミンB1」
が必要なのですが、このビタミンB1が不足すると、エネルギーが作られず、疲れやすくなってしまうのです。
神経や脳は、糖質をエネルギーとしているため、必ず必要となってきます。
ですので、ビタミンB1が不足すると、イライラしてしまったり、神経の痛みなどが起こることも。
◆どのような食べ物に「ビタミンB1」が多く含まれているの?
・豚肉(モモ、ヒレ)
・大豆、枝豆、落花生
・小麦、玄米
などなど。
ビタミンB1は「水に流れやすいビタミン」です。
では身体に長くとどめるためにオススメの効率的な摂り方は、豚肉を調理する際にらっきょう、ニンニクや玉ねぎと一緒に調理すること。
(c) petrrgoskov / Dollar Photo Club
らっきょう、ニンニク、玉ねぎに含まれる「アリシン」という成分が、豚肉に含まれるビタミンB1とくっつくことで「アリチアミン」というものに変化し、体内に長時間ビタミンB1をとどめてくれるようになるのです。
ですので、一緒に調理したり外食の際にも、気にかけてみるといいかもしれませんね(この時期であれば「鍋」もオススメです)。
外食でよく食べる方もいらっしゃるかもしれませんが「焼肉」も網で焼くことで脂を落とせますし、ニンニクでビタミンB1を効率的に身体の中に長くとどめることができ、適量であればダイエットにもOK。「疲れた時には焼肉!」と聞きますが、このように考えてみるとおもしろいかもしれませんね。
ぜひ、お家でのお食事や、外食での参考にしてみてください。
text & photo:Yumi Akiyoshi
薬剤師の仕事をしていくうちに、食事の身体への影響について興味をもち、「身体は食事でできている」ということを実感。ヘルシーフード、ビューティーフードを日常生活に取り入れ、レシピ制作、生活指導を行っている。なぜ効果があるのか?を理解すると、取り入れやすい。食事を変えることで身体は変わっていくという「未病の大切さ」や「美容情報」を日々発信中。
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2015/02/17| TAGS: beauty
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