昨今「ハンドメイド」が新たなブームの兆しを見せています。もともとアメリカには「Etsy (エッツィー)」という巨大なハンドメイドのECサービスがあり、プロアマ問わずハンドメイドの作品を売買することができます。そして、いま日本では「minne(ミンネ)」が人気を呼んでいますよね!?
そこで今回はBROOKLYNIZEプレス:Tommy Sがブルックリンのグリーンポイントで活動する陶芸家: Shino Takedaさんのスタジオを訪問。温もりを感じる彼女の作品をご紹介します。
彼女が働くスタジオはグリーンポイントの外れに位置しています。
こちらのスタジオは、色々なジャンルのクリエーター達が一つの大きなビルをシェアするというスタイルで、フロアや部屋ごとにジャンル分けされています。このスタイルはNYでは珍しいことではありません。
Shinoさんはその4階の大きな一室に、小さなスペースを借りて他の陶芸家達と作業をしていました。
作業場に到着した時に、釜から陶器を取り出すということで見せてもらいました。想像していた釜とは違い、こちらのスタジオでは八角形型の電気釜を使用しています。
作品によって時間は異なるのですが、この釜で約9〜14時間焼き上げるそうです。
【陶器の状態をチェックするShinoさん】
【赤、青、黄色、緑、白。色とりどりの陶器達は、寒さに震えていた私に温かみを与えてくれます】
Shinoさんが陶芸を始めたのは5年前。陶芸歴はそれほど長くはないのです。マンハッタンにある陶芸教室に一度顔を出したのがキッカケだそうで、陶芸にどっぷり浸かっていきました。陶芸といったら轆轤(ろくろ)を思い浮かべる人が多いかと思いますが、Shinoさんは手びねり(土の形を手で整えていく手法)を選んだそうです。
デザインのコンセプトは”四季”と”自然”。
Shinoさんが生まれ育った福岡にも、そして20歳から住み続けているニューヨークにも四季が存在します。そしてそこにはネイチャー(自然)がある。それらが彼女の想像力を掻き立て、色や形として表現されていくのです。
今回ご紹介した Shino Takedaさんのように、ブルックリンでハンドメイドを始め、アーティストとして育っていく人はとても多いです。マンハッタンも含めたNYには各地に日本人ギャラリーがあり、凛とした美しさを見せてくれます。
また、自分の手で創作していくワークショップが盛んで、ミュージアムの中には、ワークショップフロアを常設しているところも。
こういった都会の中のゆるやかな時間が私たちの心を癒し、内面からの美の秘訣になるんですね。
陶芸家:Shino Takeda
http://shinotakeda.com http://katakanany.com
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2015/03/10| TAGS: culture
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