これまで何度か紹介させて頂いているスーパーフード。その多くは低温処理や天日干しがされていて、酵素が働く状態の「ローフード」であることをご存知でしたか? スーパーフードの火付け役となったディヴィット・ウォルフ氏も、実は「ローフード」のカリスマシェフの1人なのです。
そしてここ日本でもローフードを実践している方の多くがスーパーフードを上手に日常に取り入れています。そこで今回はスーパーフードとも関係が深く、相性もいい「ローフード」の基本についてお届けいたします。
「ローフード」とは自然の食材を生の(raw=生)のまま丸ごと食べる、加熱する場合は酵素が働ける状態の48℃以下に保ち、生きたビタミン、ミネラル、食物酵素を丸ごと体内に取り入れる食事法です。野菜、果物の他、スーパーフードと相性のいい生ナッツ、海藻、種子、スプラウトなどをいただきます。
生きているもの(人間・動物・植物)全てに酵素が存在しますが、「ローフード」のメリットの1つが酵素を働ける状態で体内に取り入れられることなのです。
人間は『代謝酵素』と『消化酵素』を持っています。 『代謝酵素』は細胞の入れ替えや、組織の修復、解毒促進など身体を正常に保てるよう働いてくれる酵素。 また『消化酵素』は食べた物の分解・消化・吸収を行います。
そして食物に含まれる酵素を『食物酵素』といい、この『食物酵素』が働ける状態で食物を摂取する「ローフード」は体内の『消化酵素』をあまり必要としません。
【食事の最初にいつもより少し多めのサラダを。よく噛むことも『消化酵素』を失わないポイント!】
動物性たんぱく質・油脂、加工食品、添加物を多く食べる傾向にある現代の食生活。 消化に負担がかかる食事や様々な食材がいっぺんに体内に入ってくる食事、それが毎日繰り返されていると私たちの体はたくさんの『消化酵素』を必要とし、消化に多くのエネルギーを使います。
そして消化に多くのエネルギーを使っていると『代謝酵素』を働かせるエネルギーまでもが消化に取られてしまい、細胞の修復や、解毒促進などの本来の働きに滞りが生じるのです。
それによって肌荒れや体調不良、慢性疲労、生活習慣病などを引き起こしやすくなり、こうした不調が心にまで影響を及ぼすとも言われていますから、できるだけ『代謝酵素』が優位に働く体内環境を保ちたいものですね。
【生ナッツやスーパーフードで作るロースイーツは美味しく罪悪感なく楽しめますよ♡】
つまり「ローフード」とは『食物酵素』を最大活かした食事法。暖かくなってきて生の野菜や果物がすんなり食べられる季節になってきましたし、春はデトックスにも最適な季節とも言われています。
「ローフード」をいつもより多めに取り入れて、酵素の使われ方によってお肌も、体調も、心や気分までも変わるコト感じてみませんか?
text & photo:RAW JOURNEY(KATSUTA YUKARI)
2009年よりローフード、スーパーフード中心の食生活にシフト。「What makes your beauty」をコンセプトにしたローフード、スーパーフード の取り入れ方、楽しみ方のレッスン「RAW JOURNEY」主宰。食事からつくる健康のお手伝いをしています。
http://dailyraw.exblog.jp
2015/04/14| TAGS: beauty
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