身体と同様に、こころもエクササイズが必要。週に1本映画を観ることで、こころの筋肉をしっかりと動かし、“きれい”を活性化しませんか? そんな“きれいになれる”映画を毎週紹介する【うるおい女子の映画鑑賞】。
第5回のテーマは「恋って最高!」。
友情と恋のグレーゾーン、すなわち、付き合うのか付き合わないかのあいまいなときって、胸がきゅんきゅんして恋愛において一番楽しい時期ですよねーーそれが両想いだったら・・・・・・。
甘くて苦くて、気持ちが上がったり下がったりの急降下。誰にでも経験のあるような、恋愛の悲喜こもごもをキュートに描写して、「それでも恋って最高!」と思わせてくれる映画『(500)日のサマー』をご紹介します。観終わったときには、恋するエンジンがかかるはず!?
『(500)日のサマー』(ブルーレイ) ¥2,381(税抜) 販売・発売元:20世紀フォックス ホーム エンターテイメント (C)2012 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved. ※2015年10月11日現在
トムはある日、秘書として入社してきた女の子サマーに一目惚れ。話してみると音楽の趣味もぴったりで、とびきりキュートかつイケてるカルチャー女子である彼女に、トムは運命を感じてのめり込みます。
【サマーのすべてがとにかくトムにはツボ!ツボ!ツボ!ラブ・イズ・ブラインドの状況に・・・・・・】
一方、飼いならされない猫のように奔放で、そこが魅力でもあるサマーは、真実の愛なんて信じていません。「誰かの”所有物”になるなんて最悪。わたしは自分自身でいたいの」というマインドの持ち主なのです。
そう、ふたりの間には切なく無情な”温度差”があるのです。
【レコード店でデート。恋の高揚感やセンチメンタルを盛り上げるスコアにもセンスが光るので必聴です】
映画はふたりの”500日間”を描いているのですが、時系列はバラバラに構成されています。なので、「初デート!」の天にも昇るようなハッピーな日、ケンカをしてどん底な日、そんなアップ&ダウンの日々がジェットコースターのように入れ替わり立替わり(主にアップ&ダウンしているのはトムですが)訪れるのです。
【幸せな日々の思い出は、たとえ美化されているとしてもやはり美しいもの】
要は、サマーという女の子に恋をしたトムの”最低で最高の500日”を描いた作品なのですが、観終わったときに、忘れかけていた恋の傷跡がちくりとうずき、それを愛おしく思える、そんな作品です。
男女問わず、トムとサマーのどちらに感情移入するかで、自分の恋愛体質がわかるのも本作の面白いところ。
【久々に再会した彼女がまた超絶にきれい・・・。失恋あるあるが切ない】
あんなに辛くて悲しくて「もう恋なんてしない!」と誓ったのに、それでもわたしたちがまた恋をしてしまうのは、何にも代えがたいトキメキと恋でしか得られない心の成長があるからですよね?
最近恋愛モードがOFFだなという方、週末の「おうちシネマ」にいかがでしょうか?
text:kanacasper(カナキャスパ)(映画・カルチャー・美容ライター/編集者)
編集を手がけた韓国のカリスマオルチャン、パク・ヘミン(PONY)のメイクブック『“かわいい顔”はつくるもの! 秘密のオルチャンメイク』(Sweet Thick Omelet/DVD付/¥1,500・税別)が好評発売中。こころもからだも豊かに美しくしてくれる日々の”カケラ”をブログで収集中。
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2015/10/11| TAGS: culture
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