オシャレに髪色を楽しむには、カラーリングによるダメージをきちんと計算しておかないと、きれいなツヤ髪をキープできないことはみなさんもご存知のとおりです。そこで今回は美容師さんたちに髪を極力傷めないヘアカラーのテクニック、そして自宅で必須のデイリーケア術を解説してもらいました。
|黒染めorトーンダウンをした髪を『できるだけダメージを少なく』明るい髪に戻す方法
就活やイメチェンのために黒染めや髪色のトーンダウンを行った後、 また明るいカラーに戻したい時、あるますよね。 そんな時に一番気になるのが髪のダメージ!! そこをできるだけダメージを少なく、ブリーチを使わない方法で明るく戻す方法があります。最初のステップは「脱線剤(髪の中のカラー剤の色を抜く薬剤)」を使うこと! 黒染めした黒いカラーを抜いて、髪をもとの明るい状態や髪がカラーリングで染まりやすい状態にもっていきます。次に好みの色できれいに染めれば、希望の髪色に仕上がりますよ。
by 尾形拳
|カラー退色の3つの原因と予防法
「ヘアカラーしてもすぐに色が落ちてしまう…」とお嘆きの方、少なくないと思います。カラーの退色の原因と予防策は主に3つ。1つずつ簡単に紹介します。
(1)ドライヤー、熱、紫外線でのダメージ
……ドライヤーやコテを使用する前に、洗い流さないトリートメントやスプレーなど髪の毛を包みこむ力のあるもので、髪をしっかりコーティングします。
(2)シャンプーの洗浄力
……泡立ちがマイルドで洗浄力も少し低めの「アミノ酸系シャンプー」を使用するようにしましょう! さらに“ヘマチン”という成分が入っていれば色の定着率をあげてくれるので、なお良いと言えます。
(3)髪が濡れた状態の継続
……髪が濡れた状態が続くと、キューティクルが開いたままの状態になり、退色の原因になります。髪を濡らしたらすぐに乾かす習慣をつけましょう。
by 鶴谷 和俊
|ヘアアイロンのダメージをできるだけ抑える方法!!
スタイリングに便利なヘアアイロンですが、ヘアアイロンを使用することで髪はダメージを受けています。注意すべきポイントは6つあります。ぜひチェックしてきれいなツヤ髪をキープに役立ててくださいね♪
(1)プレートが良い素材のものを選ぶ!
……すべりの悪いプレートのものや、長く使っていてプレートが傷んでいると摩擦によって髪の毛を傷めてしまいます
(2)必要以上に高温で使わない!
……250℃に達した辺りで、髪のキューティクルは溶けてしまいますし、健康な髪の毛で、耐えれるのは180℃で10秒ほどが限界です。120〜150℃くらいで使用するようにしましょう。
(3)半乾きの状態で髪の毛を保護する!
……完全に乾かす前に一度トリートメントなどで表面をコーティングし髪を保護しましょう。
(4)ドライヤーで完全に乾かしてから使用する
……半乾きの状態でヘアアイロンを使用すると、髪内部の水分やキューティクルが破壊されてしまいダメージが進んでしまいます。
(5)強く引っ張りすぎない!
……ヘアアイロンで髪を引っ張ると、髪は熱で十分に伸びてしまっているので、強く引っ張ってしまうと髪の縮れの原因になります。
(6)同じところに何度もアイロンをかけない!
by 寺村優太
|どんな「洗い流さないトリートメント」を選んだら良いの?
サロンやドラッグストアに行くと多種多様な「洗い流さないトリートメント」があります。今回は大きく「オイル系」「ミスト系」「クリーム系」に分類しての選び方を紹介します。
■オイル系
……「オイル系」「ミスト系」「クリーム系」の中では“もっとも油分が多い”ものになります。多くの場合「オイル系」のものはシリコンオイルで構成されています。シリコンは手触りを良くしてくれるような成分で、髪毛をコーティングして見た目をツルツルに皮膜を作ってくれます。ですから、特にパサつきや広がりが気になる人や、毎日コテを使用してスタイリングする方にオススメです。“しっとり”とした仕上りになりますよ。
■ミスト系
……「オイル系」「ミスト系」「クリーム系」の中では“もっとも水の割合が大きい”ものになります。油分より水分の方が軽やかなため、ペタッとした質感になりにくく「べたつかない」のが特徴です。ですから、細毛・薄毛・軟毛など「髪のボリュームがない人」にオススメです。“ふんわり”とした仕上りになりますよ。
■クリーム系
……「オイル系」と「ミスト系」の中間的存在が「クリーム系」になります。ですから、「オイル系」でペタッとするのは嫌だけど、「ミスト系」のようにふんわりとした仕上りだと保湿が足りないという方にオススメです。
いかがですか? 「今年最後に髪色を変える!」という人も、カラーチェンジしたばかりの方も、いろんなポイントがありますがしっかりチェックしてきれいなツヤ髪で年末年始を楽しく過ごしましょうね♪
2015/12/08| TAGS: airly
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