冬は厚着で体型をカバーできましたが、だんだん暖かくなってきて、そろそろ肌の露出も増える季節になりました。そうなると、気になるパーツが“脚”という方も少なくないのでは？　脚が太くなってしまう原因に“むくみ”を挙げる方も少なくないですが、その原因の１つが水分補給の仕方と言われています。

 

 

 

｜“むくみ”の原因は水分の過剰摂取?!

 

“むくみ”は簡単に言うと「体内の水分量が増加した状態」のこと。では、水分を摂りすぎるとむくみが生じてしまうのかと言うと、答えは“NO”なんです。たしかに一度に大量の水分を摂取した場合、一時的にむくみが生じることもありますが、体は通常体内の水分量が増加した場合には余分な水分が尿として体外へ排出されるようになっています。

 

むしろ体が水分不足になると、体外への水分の排出を減らして必要な水分を体内へ溜め込もうとすることにより、“むくみ”が起こりやすくなります。さらに日頃から水分不足な状態が続くと血行や新陳代謝が鈍ってしまい、かえって慢性的な“むくみ”が生じやすいと言われているのです。

 

つまり“むくみ”を予防・解消するためには、水分の過剰摂取にも不足にもならないよう、正しく水分補給を行う必要があるということです。

 

 

 

 

｜“むくみ”を防ぐ正しい水分補給の仕方って？

 

 

（１）一度にがぶ飲みしない
一度に大量の水を飲むと一時的に血液中の水分量が増加してしまい、余分な水分を排出する腎臓の機能が追いつかず、体内の水分量が増加して“むくみ”が起こりやすくなります。

 

（２）就寝直前は水分を摂りすぎない
就寝中は腎臓の機能が低下するので、就寝直前にたくさんの水分を摂ると翌朝“むくみ”となって表れる場合があります。ただし就寝中は脱水にも気を付ける必要があるので、就寝前はコップ一杯程度の水や白湯をゆっくりと飲むというのがおすすめです。

 

（３）冷たいものを飲みすぎない
これから暖かくなってくると冷たい飲み物がおいしく感じられるものですが、冷たい飲み物は体を冷やして血液の循環を悪くするため“むくみ”を引き起こす原因にもなります。水分補給の際には常温のものを飲むか、冷やしても11～15℃くらいを目安にしましょう。

 

（４）利尿作用のある飲み物では水分補給はできない
利尿作用が強いコーヒーやお茶などといったカフェインが含まれる飲み物、アルコール類はすぐに体外に排出されてしまいます。ですからこれらのもので水分補給をしたつもりでも、実は“脱水状態”になっているということも多いのです。水分補給はなるべく「水」で行いましょう。

 

 

 

いかがですか？　“スッキリ美脚”の障壁となる“むくみ”は普段の生活習慣、特に水分補給の仕方に大きく関係しているということです。無意識で何となくしていることが、実は“スッキリ美脚”の障壁になっている可能性もあるので、いま一度普段の水分補給の仕方を振り返ってみましょう！

 

 

参考：むくみの原因は水分不足だった？ むくみを防ぐ、正しい水分補給の仕方とは