2016秋冬シーズンのメルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク東京(Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO 2016 A/W)のOnitsuka Tiger × ANDREA POMPILIO(オニツカタイガー × アンドレア・ポンピリオ) のショーでコレクションメイクを手がけたM·A·Cプロチームに密着。
キーアーティストのM•A•C ナショナル アーティスト 木村めぐみさんに、デイリーにも取り入れられる2016秋冬メイクトレンドについてうかがいました。
【M•A•C ナショナル アーティスト 木村めぐみさん】
—今回のコレクションメイクのポイントは?
コレクションのテーマは「キャリーガール」。クラブで朝まで踊り明かしてメイクしたまま寝ちゃった、、というような崩れ感を目元にあえて出す“スマッジ感”を効かせたメイクが特徴的です。
目元に夜更かししちゃったニュアンスを出していきたいので、クリームカラーベースを使って、目元に少しつかれたくぼみ感と目の下は、黒のアイラインをあえてランダムにひいています。
また、衣装がウール素材とエナメル素材のコンビといった異質の物を組み合わせているものがあるので、そこでメイクの中にも。肌はすごいマットなんだけど口元はすごい艶が出ているといった感じで、質感が180度異なるものを取り入れているのも特徴です。
—2016秋冬シーズンのメイクトレンドは?
来シーズンのトレンドは「作り込みすぎず個性を引き出すメイクアップ」です。今回のコレクションではこのトレンドを“目元のスマッジ感”に落とし込んでいます。
みんな同じスマッジにしてメイクの統一感を出すのではなく、それぞれのモデルさんの目元だったり、顔の特徴にあわせて、スマッジのボリュームを多くしたり、少なくしたりという“個性をそのまま残したメイク”にしています。メイクで作りこむというよりは“個々の元々の素材を活かす”ということが2016秋冬シーズンのメイクのポイントなのではないかと思います。
また、2016春夏メイクとの大きな違いは“肌の立体感の出し方(質感コントロール)”です。今回はナチュラルなベースにマットな質感を取り入れることで肌の立体感を演出しています。
さらに2016春夏メイクはハイライト使いで立体感を出していますが、2016秋冬メイクは“シャドウをしっかり入れる”ことで顔の立体感をより引き出しています。
—今回のコレクションメイクを2016秋冬のデイリーメイクに取り入れるには?
取り入れやすいポイントは「顔の立体感を演出するシェーディング」と「ぷるっとした潤いのある唇」だと思います。最近だとマットなリップがすごく流行っていますが、2016秋冬は唇をしっかりうるうるにすると可愛いと思います。
また今回のコレクションメイクのポイントの“目元のスマッジ感”を普段のメイクに落としこむとしたら、インサイドにブラックを少しだけ入れたあまりやり過ぎない程度にソフトスモーキーな印象に仕上げてもらえたらと思います。目の下にボリュームを出せば目の縦幅も大きく見えるようになります。
【今回のコレクションメイクのキーアイテムたち。写真左からヴェルヴェッティーズ リップペンシル #エイム トゥ プリーズ、リップガラス #クリア、クリーム カラー ベース #ミッド トーン セピア(M•A•C表参道ヒルズ店限定)】
|ランウェイ
photo:Akihiro Itagaki text & photo:Shiori Akiba
2016/05/15| TAGS: 2016秋冬
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