増えてしまった体重を1〜2週間の短期間で落とすとき「食事制限」と「運動」のどちらが効率が良いかと言えば、圧倒的に「食事制限」です。なぜなら「運動」での“消費カロリー”はあまり多くなく、「食事制限」で“摂取カロリー”をコントロールする方が圧倒的に取り組みやすいのです。
実際、小ぶりのお茶碗に軽く一杯分のご飯(白米100g)のカロリーは約160kcalですが、実際、体重45kgの人が160kcalを運動で消費する場合、ジョギングだと約25分、水泳(平泳ぎ)で約20分の運動が必要になります。
そこでオススメしたいのが短期間「食事制限」を行う“プチファスティング”。1週間や1カ月といった長期間の本確定なファスティングは、実施中の体調を管理する上でいろいろな知識が必要になり、専門家の指導もなく無理に実行するとかえって体調を崩すリスクが高まります。
|“プチファスティング”の基本
ファスティングは簡単に言うと断食(食事を取らないこと)のこと。とは言っても全く何も摂取しないのではなく、水やコールドプレスジュース(または無添加の野菜ジュース)を摂って行います。ファスティングをすることで内臓を休めて代謝機能を回復させることが可能とされています。また老化の原因の1つである“糖化”も避けることができるので、美肌効果も実感できます。
そして“プチファスティング”は「実質3日間」でファスティングを行うプログラムです。丸1日は「水やコールドプレスジュース(または無添加の野菜ジュース)のみ」の食事となるので、その日が休日に当たるように調整しましょう。
・1日目(準備期間)
和食を中心の献立にし、朝食とランチは普通通り、夕食は炭水化物を抜く
・2日目(ファスティング当日)
水やコールドプレスジュース(または無添加の野菜ジュース)のみで過ごす
・3日目(回復期間)
朝食は水やコールドプレスジュース(または無添加の野菜ジュース)、昼食と夕食はおかゆなど胃の負担の少ないものにする
・4日目〜7日目(回復期間)
朝食は水やコールドプレスジュース(または無添加の野菜ジュース)、昼食と夕食は“和食中心”の献立にする
この1週間を過ごすだけで500g~2kg程度(個人差あり)体重が減少します。ただし、重要になってくるのはファスティング当日ではなく、ファスティング後(回復期間)の食事。ファスティングからの開放感から高カロリーな食事を食べてしまってはせっかくの努力も水の泡。間食も我慢して、水や炭酸水を飲む、外出や買い物などで気を紛らわすなどで乗り切りましょう。
|“プチファスティング”にリスクはないの?
“プチファスティング”の期間中は普段よりも明らかに食事量が減っていることが考えられますので、できるだけ激しい運動は避ける必要があります。また運動を減らすことで筋肉も落としてしまいかねないという点もリスクとして考えられます。
筋肉はアミノ酸という最小成分で構成されたタンパク質でできていますから、回復期間は食べ過ぎに注意してタンパク質とアミノ酸を豊富に摂取するように心がけましょう。またカラダの構成成分であるアミノ酸※でできた糖分の含まれていない「酵素ドリンク」を毎食前や就寝前に飲むのもオススメです。
※…アミノ酸の中でも、特に必須アミノ酸(アルギニン/メチオニン/ヒスチジン/ロイシン/イソロイシン/フェニルアラニン /リジン/トリプトファン/バリン/トレオニン)は文字通り必須。「酵素ドリンク」を選ぶ際は“成分”に注目しましょう
“プチファスティング”を実践して、炭水化物の摂取を減らし、タンパク質中心の食生活が長ければ長いほど、ダイエット効果は促進されます。ぜひ実践後の食生活も「タンパク質を積極的に、炭水化物は消極的に」という基本原則を心がけて、本物の痩せ体質を手に入れましょう!
2016/11/08| TAGS: beauty
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