小学校や中学校の時、冬になるとマラソンなど“走る”授業が増えた記憶がありませんか? 実はマラソンやランニングをするのに冬は適した時期と言われています。冬は寒さのために体がこわばり筋肉が硬くなってしまうものですが、マラソンやランニングは代謝を高めながら血流を良くする効果があるとされ、筋肉の緊張を緩和し、身体のリズムを整える効果が期待できます。
|“ランニング”が冬に向いている理由は?
“ランニング”が冬に向いている一番の理由は「気温が低い」から。冬は寒くてなかなか体温が上がらないものですが、身体は体温を上げようとして代謝を活発化させます。ですから冬にランニングを行うと効率良く代謝UP効果が得られるという訳です。
また、冬は夏に比べて気温が低く乾燥するため、空気に含まれる水蒸気も減って透明度が高くなります。ランニングをすると通常よりも呼吸数が上がりますが、透明度の高い空気の方が気持ちよく走れるもの。そして外でランニングとなると日焼けが気になる方も多いと思いますが、冬は1年の中で紫外線量も低くなるので日焼けの心配も少なくなります。
|冬の“ランニング”時に注意すべきポイント
冬の筋肉は寒さのために固まっている状態なので、ランニング前にはしっかりとストレッチなどの準備運動をするようにしましょう。
また寒さのためにウェアを着こんでしまいがちですが、ランニングをすると結構な暑さを感じますし、汗が多量に出る方もいると思いますので“体温調節がしやすいウェア選び”や“水分補給”も大切なポイントです。タオルやドリンクも必ず持参するようにしましょう。
最後にランニングをするに当たって急に頑張りすぎてしまうと心肺機能に大きな負担をかけてしまうことがあります。最初は10分程度でも構わないので、無理のないところから始めるようにしてください。また絶対に走らないといけないということもありません。体力的に不安な方やこれまであまり運動を習慣化してきてない方には“早歩き”から始めることもオススメします。
年末年始はどうしても「家の中でのんびりしてしまいがち…」という方は少なくありません。でも、冬の方が代謝UP効果が得やすいですから、まずは2〜3日に1回のペースでランニングを取り入れてみてください(ランニングの頻度について「理想は1週間に3回程度」と一般的に言われています)。
あくまで身体の代謝UP効果が目的なので、犬の散歩に取り入れたり、一緒に走る仲間を探したり、ランニング用の音楽のプレイリストを作ったりと、何か楽しめる“目的”を作ると続けやすくなります。ぜひ冬太り(正月太り)対策も兼ねて、2017年は“走る年”にしてみてはいかがでしょうか?
2016/12/27| TAGS: beauty
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