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冬の肌の乾燥対策の意外な落とし穴とその対策法

肌不調は“加湿しすぎ”が原因?! 乾燥対策の意外な落とし穴とその対策法

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今まさに乾燥シーズン真っ只中ということで、肌の乾燥対策に“加湿”を心がけて、自宅では加湿器を常に使用している方は少なくないと思います。それでも肌の不調を感じている方は、実はその“加湿”に原因があるかも知れないことをご存知でしたか?

 

 

 

|肌の不調、乾燥肌が悪化するのは“過加湿“が原因?!

 

M’sクリニック南麻布の院長・伊藤まゆ先生によれば「乾燥が肌にダメージを与えること一方で、実は加湿のしすぎ(過加湿)も肌にダメージを与える」のだとか。過加湿によって、肌のターンオーバー(表皮の新陳代謝)の周期が乱れたり、肌のバリア機能の低下したりすることにつながってしまうそうで「そうなると紫外線や大気中の化学物質、花粉やカビなど、外からの刺激に対して弱い肌状態になる」とのこと。

 

冬の肌の乾燥対策の意外な落とし穴とその対策法

 

また屋内外の温度差の激しい冬に弱ってしまった肌は水分量、皮脂量のコントロールよりが難しくなって、結果的に乾燥肌トラブルがより発生しやすくなってしまうそうで、さらには過加湿によって結露で発生したカビなどがエアコン、加湿器の使用で室内に充満するといった負のサイクルが生まれることもあるのだとか。

 

 

 

|肌にとって快適なのは“湿度40~70%”の環境

 

つまり、やみくもに加湿をしすぎるのもNGということ。健康的な肌状態をキープするには“適切な湿度調整”が大事なポイントになるのです。そして美容面や健康面を考慮すると、理想は“湿度40~70%”をキープすることなのだそう。

 

冬の肌の乾燥対策の意外な落とし穴とその対策法

 

ちなみにこの湿度は肌だけでなくドライアイ対策やインフルエンザ・風邪の予防にも有効とされています。

 

 

 

|手軽なことからできる“過加湿対策”って?

 

実は日常生活の中では加湿器を使わずとも「観葉植物を置く」「炊事する」「部屋干しする」など水分を発生させてくれるものはたくさん存在します。

 

冬の肌の乾燥対策の意外な落とし穴とその対策法

 

また「湿度コントロール機能を持つ加湿器を選ぶ」「煮炊きを始めたら加湿器は控える」「24時間換気システムのスイッチは切らないようにして常に空気の入れ替えをする」といったことを心がけるだけでも、十分に湿度を快適な状態にキープするできるのです。

 

他にも最近では湿度調整する便利なアイテムとして“調湿機能を持った壁紙”も注目が高まっています。

 

 

例えば「エコカラット」(上写真)という壁紙は優れた吸放湿特性を持ち、過加湿状態になれば水分を吸い、過乾燥状態になると水分を吐き出すことで室内の湿度変動を安定させ、結露やカビ、ダニ発生の抑制を期待できるのだとか。

 

【「エコカラット」には壁にそのまま貼付けるタイプの他、壁などにそのままインテリアとして手軽に取り付けられるパネルタイプも】

 

インテリアとしてなら意識を過剰に働かせることなく“適切な湿度調整”を可能にしてくれそうですね?!

 

 

 

「美容のためだから」と加湿器を過剰な使い方をしていると、‟過加湿“状態になってしまって肌に悪影響を及ぼすこともあり得るからこそ、まずは“適切な湿度調整をすること”を心に留めておくことが大切です。毎日のスキンケアタイムだけでなく、ぜひ日常生活の中でできる自然な形での肌ケアも心がけてみてくださいね。


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