ダイエットを実践しているなら、特に寒い日の続くこの季節は入浴タイムを上手に使いたいもの。“半身浴”はもはやメジャーな入浴法ですが、実はそれよりも短時間で痩せ効果を得られやすいと言われている入浴法があります。それが“高温反復浴”と呼ばれる入浴法です。
日常のバスタイムにちょっとした意識をプラスするだけで、「1回の入浴でジョギング5km分ほどのカロリー消費できる」とも言われるこの入浴法、今回はやり方と注意点を紹介します。
|“高温反復浴”の入浴方法は?
“高温反復浴”を簡単に説明すると「40〜43℃の少し熱めのお湯に短時間で出たり入ったりする」という入浴方法。短時間でも熱いお湯に浸かることで交感神経を活性化して心拍数・呼吸回数を上げ、カロリー消費を高める効果があると言われています。また血行を促進してくれますから、むくみや冷えといった症状の改善も期待できます。
やり方はいたってシンプル。そのプロセスを説明します。
(1)かけ湯(1分程度)
熱いお湯に体を慣らします。かけ湯は心臓から遠いところからかけるようにしましょう。
(2)入浴(5分程度)
40〜43℃の少し熱めのお湯に肩までしっかり浸かります。この時間は体調や気温に応じて前後しても大丈夫です。
(3)休憩(5分程度)
一度湯船から上がり、体を休めます。この間にシャンプーやカラダを洗いましょう。特に今の季節のように気温が低い時は、シャワーやかけ湯をしてこの休憩時にカラダが冷えすぎないように注意してください。
(4)入浴(3分程度)
再び熱いお湯に肩まで浸かります。大体この辺で汗をかいてきます(交感神経が活発になっている証拠)がしっかり浸かるように心がけましょう。
(5)休憩(5分程度)
2度目の体を休める時間です。最初の休憩で洗えなかった部分を洗ったり、簡単なマッサージやストレッチなどをしたりしても良いでしょう。この休憩時もシャワーやかけ湯をしてカラダが冷えすぎないように注意してください、
(6)最後の入浴(3分程度)
再び熱いお湯に肩まで浸かり、体をしっかり温めてお風呂からあがります。リラックスして終われるのが理想的です。
以上で計20分程度の入浴になります。半身浴だと1時間ほど入るという方もいるかと思いますが、この方法なら短時間で入浴を済ますことができます。
|忘れてはならない“高温反復浴”の注意点
短時間の入浴で大きな痩せ効果を期待できるということは、カラダには相応の負担がかかっていることも忘れてはいけません。高温反復浴をするにあたっては、
■1日多くても2回までとし、6時間以上は間隔を空けましょう
■発汗作用が続くので、入浴前から入浴後まで水分補給を必ず行いましょう
■空腹時や食事直後は貧血を招く恐れがあるので実施を避けましょう
■少し熱めのお湯で入浴するので急激に血圧が上がり血流も促されますから、貧血の方、妊婦さん、病中病後の方、体調が優れない方、血圧が高い方は実施を避けましょう
といった注意点があることを心に留めておいてください。
このように20分お風呂で過ごして痩せ効果を期待できる方法はなかなかありません。体調などに問題ないなら、ぜひいつもの入浴タイムを一工夫して、お気に入りの入浴剤や音楽ともに心身ともにリラックスしながら高温反復浴を実践してみてくださいね。
2017/02/12| TAGS: lifestyle
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