「自然の中に1か月こもっていると五感が鋭くなり、直感も研ぎ澄まされるんです」とある冒険家がおっしゃっていました。

彼は初めて訪れる雪山で「こっちのルートは危険」と直感でコースを変更します。たいていその先にはクレパス（氷河や雪渓の割れ目）があったりするそうです。

 

 

 

私は、そこまでの経験はありませんが、

 

旅先の街を歩いていて、

 

「あっ、ここは危ない雰囲気だなぁ」

 

と思うことがあります…と言うと、

 

その冒険家の方は、「それが直感なんです」とおっしゃいました。

 

 

 

旅先で理由はなくとも、危ないなぁと感じた店や通りには踏み入らないようにしています。

 

「自分は旅慣れているから」というおごりと

 

「どれだけ危ないのか試してみよう」といった冒険心は要注意です。

 

そこで踏み入れたところで何の自慢にもなりません。

 

お金を取られる、怪我を負うなどすれば旅は台無しです。

 

 

もちろん、直感が間違っていることもありますが、それはそれでいいのです。

 

安全を確認してから踏み入れればいいだけの話です。

 

 

text：イシコ　http://sekaisanpo.jp/