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「ぼんやり」を大切にする

【思考をキレイにする旅の仕方(68)】「ぼんやり」を大切にする

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「ぼんやり」する時間が好きです。何を考えているんですか?と聞かれても困ります。考えているか考えていないのかわからないから、「ぼんやり」なのです。

 

 

 

ぼんやりの語源は、「戊夜(ぼや)」。

 

夜明け前4時ころ、見えるか見えないかくらいの明るさの状態のことらしい。

 

きっとその明るさが考え方にも影響してくるという塩梅で、そう言われるようになったのでしょうね。

 

 

 

宿泊先の窓辺で景色を眺めて、ぼんやり

 

カフェで飲み物をすすりながら、ぼんやり

 

散歩先の公園のベンチに座って、ぼんやり

 

 

 

何も考えていないことが多いですが、

 

「はて、この先、どう生きていくかなぁ…」

 

と大きな視点で考えていることもありますし、

 

「さて、何を食べるかなぁ…」

 

と今晩のことを考えることもあります。

 

これという答えが出なくてもいいのです。

 

あぁでもない、こぅでもないと抽象的な考え方を巡らせながら、

 

途中で思考を停止させ、ぼんやり過ごすのです。

 

 

現代は白か黒か結果をはっきりすることが求められます。

 

しかも短い時間で。

 

それが必要な時代なのかもしれませんが、そればかりだと疲れてしまいます。

 

答えが出ないことが、あったっていいんです。

 

 

text:イシコ http://sekaisanpo.jp/


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