一般的に日本人は欧米人と比べると乳腺濃度が高いデンスブレスト(高濃度乳房)の比率が高いといわれています。しかも比較的若い人での割合が高く、マンモグラフィーでは乳房内部が「白く」写り、がんのしこりがあったとしても見えづらくなってしまいます。ちなみにGEヘルスケアが世界9か国(対象4500人)で実施したデンスブレストについての認知調査では、全体で31%がデンスブレストについて知っているのに対し、日本人の認知率はわずか1%という結果だったとのこと。まずは自分の乳房のタイプを知ることも重要です。
|”乳がん”は早期発見・早期治療で90%が治る
乳がんは早期に発見し適切な治療を行えば、9割以上が治るとも言われています。サイズが2センチ以下でリンパ節に転移がないものであれば「早期発見」と言えますが、大きさだけでは判断できるものではないので、早期の発見と治療のためには、定期的な検診とセルフチェックの習慣付けが大切になります。
|”乳がん”の検診方法を確認して、自分に合ったブレストケアを
乳がん検診は「マンモグラフィ―」「超音波検査機器」のある医療機関や検診機関で 受診できます。国が推奨しているのは40歳以上の方に2年に1度のマンモグラフィー検査ですが、乳房のタイプは人それぞれ。月1回のセルフチェックだけでなく、医師としっかり相談して、自分に合った検診方法を選択しましょう。
■超音波(エコー)検査 ※一般的に20〜30代向けの検診方法
【超音波を当てるだけなので痛みはありません】
胸に超音波を当てて調べる方法です。 妊婦の方や若年層の方など、乳房の圧迫に耐えられない方も安心して受診できます。
■マンモグラフィー検診 ※一般的に40〜50代向けの検診方法
【胸を挟んで圧迫して行います】
早期の乳がんも発見できる乳房専用のX線撮影。検査時間もたったの20分と手軽に受診できます。
なお、閉経後は肥満などにより乳がんのリスクが増加すると言われていますので、閉経後も2年に1回程度のマンモグラフィー検診の受診が推奨されています。
|検診に対して不安のある方は下記もチェック
2017/04/30| TAGS: lifestyle
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