日本ではこれまでに『コルテオ』、『クーザ』、『オーヴォ』、『トーテム』などさまざまな作品を上映してきたシルク・ドゥ・ソレイユ。このたびシルク創設30周年を記念して制作された特別作品『キュリオス(KURIOS)』(初演:2014年)がいよいよ日本に上陸しました。
現在公演中の東京を皮切りに、大阪、名古屋、福岡、仙台の各地で順次公演が予定されてますが、写真家・本城直季さんの写真とともに『ダイハツ キュリオス』の見どころをまとめてチェックしておきましょう。
|『キュリオス』ストーリー
「好奇心」「骨董品」という意味を持つ『キュリオス』。目に見えない世界が存在すると信じてい主人公・シーカーが、あちこちから集めた骨董品などのコレクションの中から間に合わせのアイテムで作った機械の世界に足を踏み入れるところからストーリーはスタートします。
19世紀の産業革命の時代を彷彿させながら近未来を感じるセピア色の舞台では、風変りなキャラクターたちがシーカーの想像力を刺激しようと詩やユーモアで世界をひっくり返そうとした時、シーカーのコレクションたちが命を宿していきます。
|ストーリーを彩る個性的なキャラクターたち
『キュリオス』にはさまざまなキャラクターが登場。彼らの衣装や使用する小道具もまるでアートといった趣です。ちなみに『キュリオス』で使用されている小道具は全部で“426個”とシルク・ドゥ・ソレイユ作品では最多を誇るのだとか。ぜひパフォーマンスだけでなく作り込まれた衣装や小道具も注目してみてくださいね。
▲シーカー…子供のように無邪気な性格で「目に見えない世界」を信じている物語の主人公
▲ニコ…アコーディオンの衣装を着た何でも屋
▲クララ…独自の言語を話し、靴のヒールをスイッチにしてスカートの向きを変えるとα波を受信できる
▲ミスター・マイクロコスモス…自家発電の蒸気で動くリーダー的存在の男
▲ミニリリー…ミスター・マイクロコスモスの内側に住む絵描き・女優・詩人
▲ザ・キュリオス…シーカーが鉄くずやリサイクル部品などで作り上げたロボット
▲トラベラーズ…19世紀から機関車でやってきた個性豊かな乗客たち
|ぜひ生で体感したい必見パフォーマンスまとめ
人間の能力を極限までに追求したパフォーマンスと芸術性の高さで世界中の人々を魅了してきたシルク・ドゥ・ソレイユ。『キュリオス』は創設30周年を記念して制作された特別作品だけに多彩な演目が盛り込まれています。
▲カオス・シンクロ1900(オープニング)…19世紀から機関車でやってきた個性豊かな乗客たちが繰り広げるアクロバットやパーカッション。一気にお祭りムードに♪
▲ロシアン・クレドール…2人のアーティストが地上4mの装置の上で繰り広げる人間空中ブランコ
▲エアリアル・バイシクル…空中に吊るされた自転車で繰り広げられるパフォーマンス
▲コントーション…「機械仕掛けの手」の上で展開される人間ピラミッド
▲バランシング・オン・チェア…高い位置に急浮上したシャンデリアに触れようと椅子を積み上げながらパフォーマンスが展開される
▲ローラ・ボーラ…不安定な仕掛けの上を舞台に展開されるパフォーマンス。人間離れしたバランス感覚は必見!
▲アクロネット…ステージ全体を空中から覆う巨大ネットの上で展開されるトランポリン技を駆使したパフォーマンス
▲エアリアル・ストラップ…2人のアーティストが空中から垂れ下がったリボンにぶら下がって行うパフォーマンス。2人の呼吸の合った妙技は必見!
▲ヨーヨー…ヨーヨーを使った超絶技巧パフォーマンス
▲バンキン…多数のアーティストたちが織り成す息のあったアクロバット&人間ピラミッド
主な演目を紹介しましたが、この他にもアーティストたちが手と指だけでストーリーを描くパフォーマンス「シアター・オブ・ハンズ」、客席から観客をステージに招いて行われるパフォーマンス「コミック・アウト」など様々な演目が展開されます。
一瞬を切り取っただけの写真からだけでもその凄さが伝わってくるはず。ぜひこの機会に、生でその人間離れしたパフォーマンスを体感しに足を運んでみてくださいね。<photo:本城直季(Naoki Honjo)>
『ダイハツ キュリオス』東京公演
公演期間:2018年2月7日(水)〜6月3日(日) 東京最終公演:2018年6月4日(月)〜7月8日(日) 会場:お台場ビッグトップ 問:インフォメーションデスク 0570-020-520(オペレーター対応:10時〜18時) http://www.kurios.jp
2018/02/18| TAGS: KURIOS
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