暖かい陽気が続いていますが、ファッション界では早くも2018秋冬コレクションが続々と発表されています。そこで注目ブランドの新作から、一足先に2018秋冬トレンドをチェックしてみましょう。
第1弾は2017秋冬コレクションでデビューし、2018秋冬で1周年を迎えるファッションブランド「tactor(タクター)」。「Alexander McQueen」や「Vivienne Westwood」「ELEY KISHIMOTO」などで経験を積んだデザイナー・山本奈由子さんが手がける同ブランドは、“五感にひびく特別な1枚”をコンセプトとし、プリントテクニックやユニークな素材のコラージュに特徴を持つ注目ブランドです。
先日発表された2018秋冬コレクションではシグネチャーでもあるドット柄やボタニカル柄のオリジナルプリント、異なる柄や素材のコラージュを軸に、シルエットや細部まで計算しつくされたこだわりのアイテムがラインアップ。それでは早速、注目のアイテムとともに2018秋冬トレンドを紐解いてみましょう。
|履き心地バツグン。肌触りもクセになる“パイル素材”のボトムス
tactorの代表的アイテムともいえるのがパイル素材のアイテムです。
一見コーデュロイのようですが、裏返すとタオル地で肌触りがバツグン。ずっと履いていたくなるような履き心地がクセになる1本です。糸の密度を高くすることでベルベットのような仕上がりを実現しています。きちんと感があるのに履いていて癒される、まさに大人女子のためのリラクシースタイルを愉しめますよ。
|“アシンメトリーなデザイン&素材感”が魅力のニットカーディガン
ブランド初のニットアイテムは、アシンメトリーな素材感やデザインが目新しいショート丈のニットカーディガン。
ショート丈なのでどんなボトムスとも合わせやすく、着るだけでコーディネートにアクセントがプラスされる1枚。袖に程良いボリュームがあって女性らしく着こなせるだけでなく、袖先の長めのリブデザインがありそうでないのが魅力です。開けて着ればボタンがアクセントとなり、閉めて着ればボタンが見えずショート丈ニット風に着られるので、コーデのメインアイテムとして大活躍しそうですね。
|“ビッグシルエットなのに細見え”する白シャツ
1枚持っていると幅広いコーデを愉しめる白シャツも、周りと差をつけたお洒落が愉しめるポイントがたっぷり詰まっています。
肩ヨークと裏前立てにシルバーの異素材コラージュがアクセントとなったエッジの効いた1枚は、ヒップラインをすっぽりと隠す長めの丈感とゆったりとしたビッグシルエット。横の縫い目が斜め前に入っているため細見えするのが嬉しいポイントです。また、クルミボタンが使用されているので抜かりのない上品な着こなしを演出してくれますよ。
|“360度どこから見てもキレイなシルエット”が魅力のワイドパンツ
本コレクションの中でも特にシルエットにこだわって作られたのがワイドパンツ。
2枚の布を接着したボンディング素材を使用しているためハリ感があり、太すぎず広がりすぎない絶妙な幅が魅力の1本はセンタープレス入り。360度どこから見てもキレイなシルエットでスタイルアップ効果も期待できます。また、長すぎない丈感なので身長低めな方でもキレイなシルエットをキープしたまま履けるのも魅力です。
|あるようでない“コラージュデザイン”が魅力の大判ストール
同柄を拡大や縮小したり、複数の色を組み合わせたりとコラージュデザインが特徴の大判ストールは、まさにtactorらしさが詰まったアイテムと言えます。
あるようでない大判サイズが魅力で、パサッと肩から掛けてもいいですし、巻きスカートのようにボトムスとレイヤードで愉しむのもOK。使い方次第で幅広い表情が愉しめ、コーデに様々なアクセントをプラスしてくれるので、お洒落を格上げに欠かせない1枚となっています。
「1つの素材だけでなく、他の素材を混ぜて1つに表現することで、素材自体が引き立ちもっと良くなる」と語ってくれたデザイナー・山本奈由子さんの手がけるtactorなら新鮮なお洒落を愉しめるはず。現在は一部のセレクトショップのみでの取扱いですが、通販も計画中とのことなので、ますます目が離せなくなりそうです。ぜひインスタグラムや公式サイトもチェックしてみてくださいね。<text & photo:Hiromi Anzai>
2018/04/10| TAGS: 2018秋冬
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