最近、旅中に土産を買うことが増えました。特に日本の地方土産は、どんどん魅力的になってきているように感じます。
元々、あった名産品を製造する会社の意識が変わったのか、
町おこしプロデューサーが光の当て方を変えたのか、
パッケージデザインも洗練され、土産を眺めているだけで楽しい時間を過ごすことができます。
先日、空港の土産物屋をぶらぶらしているとスーツ姿の女性たちの声が聞こえてきました。
「とりあえず量のある物を買っておけばいいのよ」
中身をほとんど吟味することなく面倒くさそうに買い物かごに品物を入れていました。
これでは、せっかく購入した土産が台無しです。
「とりあえず」は意外に相手に伝わるものです。
「よくカップラーメンすすっているから、たまにはこれでも」
秋田のカップきりたんぽを渡し、
「夜、晩酌するってうかがったから、つまみにどうぞ」
山形のするめ味の干しこんにゃくを届けるなど…と先日の私の場合です。
土産を渡す相手のことを少し思い浮かべ、言葉を添えるだけで、
「とりあえず」の土産が「とびっきり」の土産になります。
土産は値段じゃありませんから。<text:イシコ http://sekaisanpo.jp/>
2018/06/23| TAGS: lifestyle
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