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景色を見て泣いたことはありますか?

【思考をキレイにする旅の仕方(125)】景色を見て泣いたことはありますか?

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先日、ゲンジボタルの大群が一斉に光る里山の景色を見て泣きました。

私が初めて涙を流した景色はスウェーデンの山奥。犬そりに引かれながら、満点の星を眺めたとき、様々な感情が沸き起こり、泣いてしまったのです。

 

周囲は「歳のせいだ」と言ってからかいましたけどね。

 

 

 

確かに「歳を経て涙腺が緩くなった」という話は、よく耳にします。

 

これは科学的には実は間違っているらしい。

 

涙腺は老化で「乾く」ことはあっても「緩む」ことはない。

 

しかし、歳を経て涙が出やすくなることは本当で、それは脳が影響しているとのこと。

 

感情のコントロールができにくくなり、怒りっぽくなったり、泣きやすくなっていきます。

 

 

 

そして、もう一つ理由があります。

 

前頭葉にある「共感」を司る脳の働きがあり、

 

たくさんの経験や人と触れ合うことで刺激を多く感じるようになるのです。

 

そう考えると年齢を重ねることも悪くありません。

 

 

旅先で様々な景色を見て、思いっきり泣きましょう。

 

それも人生の歓びの一つなのですから。<text:イシコ http://sekaisanpo.jp/


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