ボディラインのたるみが悩みの種という方も少なくないと思いますが、忙しい毎日を過ごしていると運動する時間を確保するのは難しいもの。そこで役立てたいお手軽エクササイズが、自分自身の体質や体調、性格をベースに“タイプ”を診断して行う「経絡体操（けいらくたいそう）」です。

 

それでは早速「ストレス過多で過食気味」という特徴のある“脾・胃タイプ”の方に最適な２種類の「全身痩せを叶えるお手軽エクササイズ」をチェックしてみましょう。

 

 

 

｜“脾・胃タイプ”の性格や特徴は？

 

まずは“心包・三焦タイプ” の人の性格や特徴をチェックしてみましょう。「ストレス過多で過食気味」の他にも、下記３項目に当てはまる方が対象になります。

 

■胸・お腹・下半身ががっちり気味で固太りしている

 

■神経を使い過ぎていて、食事を摂ってもなかなか満腹感が得られない

 

■膝痛が起こりやすく、手足が荒れやすい

 

また、今回紹介するエクササイズと合わせて、毎日の習慣として「食事の際にはよく噛んでゆっくり食べること」をオススメします。

 

 

 

｜“脾・胃タイプ”のための「全身引き締めエクササイズ」

 

▲両膝を抱え込むときは無理に引き寄せようとせず、自然にできる範囲でOKです

 

（１）床やベッドに仰向けになり、体を丸める感じで両膝を胸元に寄せる

 

（２）両手で自然な力で両膝を抱え込み５〜10秒ほどキープする

 

（３）膝は曲げたまま両脚を自然と床に戻す

 

 

全身を屈めるように膝が自然と上半身に寄ってくるようなイメージで行なうのがコツです。

 

 

 

｜“脾・胃タイプ” のための「足首引き締めエクササイズ」

 

▲硬い床の上で行う場合は、踵の下にタオルやクッションを置いて行いましょう

 

（１）床やベッドに仰向けになり、膝を曲げずに足首だけ体側に引きつけ、背中につっぱりを感じるようにする

 

（２）お腹をつっぱらせる感じで、つま先を伸ばす

 

（３）（２）の位置から足首を内回しまたは外回し（回しやすい方でOK）で５〜６回ほど回す

 

 

足首を回す際は体全体を足首で引っ張るようなイメージで行うのがコツです。

 

 

いずれも簡単な動きのエクササイズなので、ストレス過多で過食してしまう“脾・胃タイプ” の方でも続けることで効果を実感できるはず。ぜひ起床時や就寝前などベッドに寝たまま気楽にのんびりと気持ちよく実践して、がっちりボディの引き締めに役立ててくださいね。＜photo：本城直季　model：山下嘉織　経絡体操監修：大関正人（東京・神保町「禅指圧整体療術院」医院長。海外で広く知られている『Zenshiatsu（禅指圧）』のノウハウを基礎に、日本武術の整法、操体法等の技術を用いて行なう施術が好評を集めている）＞