青森といえば暑い夏の時期に行われる「ねぶた祭り」がとても有名で、全国から人が集まります。行ったことがなくとも、ねぶたという大きな山車が「ラッセラー!ラッセラー!」の掛け声とともに町を練り歩く様子をテレビなどで見たことがある方は少なくないと思います。
もちろん「ねぶた祭り」は夏の一大行事ですが、青森には1年を通していつでも「ねぶた祭り」のことを学べ、本物のねぶたに触ることができるスポットがあったり、名物のホタテを釣って食べることができたりなど、「ねぶた祭り」の時期以外でも多くの見どころがあります。今回はそんな青森の魅力をまとめて紹介します。
|「ねぶたの家 ワ・ラッセ」で本物のねぶたに触れる
日本を代表するお祭りと言っても過言ではない「ねぶた祭り」。開催時期の8月の1週目は会場となる青森駅周辺に大勢の旅行者が集まります。
▲2018年のねぶた祭り最終日
お祭りの熱気は凄まじいものがありますが、何と言っても注目すべきは「ねぶた」。「ねぶた」というのはお祭りを指す言葉でもありますが、本来は紙で作られた山車灯籠そのものを意味しています。職人が長い時間をかけて創り上げた「ねぶた」の造形は美しく、夜の闇の中光り輝き動いている様子は迫力満点!
そんなねぶたの家と言われるスポットが、青森駅から徒歩すぐのところにある「ねぶたの家 ワ・ラッセ」です。
ここでは、ねぶた祭りがこれまで辿ってきた歴史や有名なねぶたの製作者(ねぶた師と言われる)などが紹介されています。
実はねぶたは祭りが終わると解体される悲しい運命にあります…(言い換えれば、毎年新しいねぶたが祭りには登場しています)。
しかしながら、祭りで賞を獲得したねぶただけは1年間この「ねぶたの家 ワ・ラッセ」にて展示されているのです。そのため祭りの本番を観ることができなくても、ここを訪問すればいつでも本物のねぶたを間近に見ることができます。賞を取った程のねぶたともなればその造形も素晴らしいものばかり。写真撮影も自由にできるので、一緒に並んで記念撮影をしてみるのもオススメですよ。
そして、ねぶたに関してのいろいろな生の知識を学ぶことができるのも魅力の1つ。
直接触ってもいいねぶたや下から覗くことができるようになっているねぶたなど、様々な形で展示されているので、ねぶた祭りを実際に観たことがあるという方でもきっと満足できるはず。
ぜひ一度「ねぶたの家 ワ・ラッセ」で生のねぶたの魅力を感じてみてくださいね。
|お得メニューはホタテ釣り?! 驚きの「帆立小屋」
海鮮物は何でも美味しい青森県ですが、特に食べ応えのある大きなホタテは全国的に見ても美味とされている名物グルメの1つになっています。
そんな名物の新鮮なホタテを食べられるだけでなく、釣ることまでできるのが青森駅前にある「帆立小屋」です。
こちらの人気メニュー「ホタテ釣り」は500円で制限時間が3分間。釣った分は全て食べられるという太っ腹すぎる内容なのです。
上級者になると制限時間内に10枚以上(!)を釣り上げるとのことですが、初心者でも2〜3枚なら釣り上げることはそれほど難しくありません。さらに安心なのは、万一釣れなかった場合でも2枚はサービスしてくれるので、それだけでも充分にリーズナブルなメニューと言えるでしょう。
釣ったホタテは「生」でそのまま食べるか「焼き」にするかを選べるので、好みや他の注文とのバランスを考えて決めてください。釣りたてのホタテは当然ながら新鮮そのもの。プリプリの名物グルメを心ゆくまで美味しくいただいてしまいましょう。
|お土産を買い揃えるなら「A-FACTORY」で
様々な青森県のお土産を購入できたり、ご当地食材を使ったグルメをいろいろ味わえる複合施設が青森駅前の「A-FACTORY」です。
青森全域のお土産が揃えられていますが、特にりんご関連のものが多く、ジャムやジュースの種類はさすがりんごの名産地と思わず唸るバリエーション。デザインもオシャレなものが多く、お土産にもピッタリ。
その他にも、ねぶたの時期に使われる金魚ねぶたの形をしたお菓子や、津軽びいどろの商品など目移りしてしまう程の品揃えなので大満足間違いなしです。
施設内にはりんごのお酒シードルの工場も入っており、ハンバーガーショップではりんごを使ったメニューも提供されています。
▲OCEAN’S DINERの「青森 APPLE BURGER」
ハンバーガーにりんご!?と驚くかもしれませんが、意外にもりんごの甘さがマッチして全体的にまろやかな味わいとなっているので、ぜひ試してみてくださいね。
|すべてJR青森駅から徒歩圏内!
ねぶたの魅力を余すところなく満喫できる「ねぶたの家 ワ・ラッセ」、ホタテ釣りができる飲食店「帆立小屋」、青森土産のショッピングに最適な「A-FACTORY」の3つを紹介しましたが、いずれも青森市の交通の要所であるJR青森駅から徒歩5分以内の場所に位置しています。
つまり、青森駅まで行けば青森の魅力を十分に感じることができるのです。電車での旅にもオススメな青森、ぜひ一度足を運んで風情を感じてみてはいかがでしょうか。<text&photo:岡本大樹>
2018/10/19| TAGS: A-FACTORY
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