ローマ、フィレンツェ、ミラノなどなど美しい都市が多いイタリア。その中でも格別に美しく魅力あふれる都市が“水の都”とも呼ばれるヴェネツィアです。水路が入り組んだまるで迷路のような街並みはどこを切り取っても美しく、何度行っても飽き足らない魅力に溢れています。日本からヴェネツィアを訪れる際はパッケージツアーでという方が少なくないと思いますが、マイペースで愉しみ尽くすなら自分でプランを立てて訪れてみるのがオススメです。
|ミラノ発の快適な特急電車で楽々アクセス
ヴェネツィアの最寄駅は「ヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅(Stazione di Venezia Santa Lucia)」。ミラノの交通拠点「ミラノ中央駅(Stazione Centrale di Milano)」から特急電車「Italo」を利用すると約2時間半で到着します。チケットはItaloの公式サイトで事前購入がオススメ。早期の購入だと、条件によっては通常の運賃よりも約30%安く購入できます。
この日は「ミラノ中央駅」を朝8時30分頃に出発する電車に乗って「ヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅」に向かいました。
▲今回はPrimaというEconomyより1ランク上の席を利用。指定席でWi-fiが利用でき、ドリンクとお菓子のサービスも付いています
「ヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅」には到着予定時刻から約30分遅れて昼12時頃に到着(電車が遅れることはイタリアでは日常茶飯事のよう)。
▲ヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅
駅を降り立つと、目の前にはヴェネツィアの街を二分するように流れる大運河「カナルグランデ(CANAL GRANDE)」が。ブルーグリーンの美しい水の色に思わず魅了されてしまいます。
ヴェネツィアは地図で見ると一見近い場所でも、実際はこの運河を迂回するように橋を渡っていくしかしなく、アクセス困難。人とギリギリすれ違えるような細い道が入り組んでいるためスムーズに目的地に行くなら「ヴァポレット(Vaporetto)」と呼ばれる水上バスやゴンドラ、モーターボートタクシーなど水上の移動が便利です。
▲ヴァポレット
▲モーターボートタクシー
でも、できることなら迷いながらでも徒歩での移動がオススメです。レストランやカフェ、アパレルショップ、ギフトショップなど小さいながらも素敵なショップが溢れています。
ショップ巡りのポイントは気になるお店を見つけたら“迷わず入る”こと。迷路のような街なので後から戻ろうと思っても同じ道に戻ることさえ難しく、さらに午後にはランチ休憩のために2〜3時間お店を閉めてしまうショップも多いからです。ちなみに街歩きには「Googleマップ」がかなり重宝します。すれ違いが困難な極細な道さえも完全に網羅していて的確に道案内してもらえますよ。
|リーズナブルにボリュームたっぷりのランチを
ランチはジョニー・デップが映画『ツーリスト』のロケ中に通っていたと言われるアカデミア橋のそばにある「カンティーネ ジャ スキアーヴィ(Cantinone Gia Schiavi)」へと考えていましたが、訪れてみると大混雑していたため断念。そこで近くの「Bar ae Maraveje」というお店に。
お店の外にメニューが貼り出してあって、「パスタもピザもあるし…」とあまり期待もせず入ったのですが、期待以上の美味しさ。オーダーした3種類のパスタ(カルボナーラ、ラグーソースのフェットチーネ、ペンネ・アラビアータ)はもちろん、特にラザニアが絶品でした。
▲ラザニア
▲カルボナーラ
▲ラグーソースのフェットチーネ
▲ペンネ・アラビアータ
いずれもバケット付きで、その他にサラダをオーダーしましたが、トータル約€50(約¥6,000)ととてもリーズナブル。ボリュームも大満足です。
|ぜひ訪れたい観光スポット2つ
ヴェネツィアには有名な観光スポットがいくつもありますが、中でもハズぜないのが「サン・マルコ広場(Piazza San Marco)」。
▲サン・マルコ広場
「サン・マルコ寺院」や「ドゥカーレ宮殿」、そして荘厳な「リアルト橋」と周囲にも見どころ沢山なので、ぜひすべて巡ってみましょう。
▲リアルト橋から望む運河を行き交う船や美しい街並みは感動モノです
そして「サン・マルコ広場」を囲むように沢山のお店も並んでいますが、その中の1つ「カフェ・フローリアン(Caffe’ Florian)」も外せません。
創業1720年とヴェネツィアに現存する最古のカフェで、さらには“カフェラテの発祥地”とも言われるカフェは創業当時の姿を残した趣のある雰囲気。まるでタイムスリップしてきたような感覚さえ覚えます。
▲大きなトレーに乗せて飲み物を運んできてくれます。一部のカクテルは目の前で作ってくれるという嬉しいサービスも
店内にはお菓子などを販売していてお土産も購入できますし、2階にはキレイなトイレも完備されているのも嬉しいポイントです。
夜もまた趣のある美しい景色が広がるヴェネツィアの街は、1日中歩き回っても決して飽きることなく、そして「また来たい」と思わせてくれるはず。
ミラノからの日帰りで訪れるとなると少し慌ただしいという方なら、ぜひ運河沿いのホテルに宿泊して夜景を愉しみ、翌日もヴェネツィアの街を散策したり、周辺のムラーノ島(ヴェネツィアン・ガラスで有名)やブラーノ島(パステルカラーの街並みが有名)を訪れるのもオススメ。ぜひ2019年の旅計画の1つに追加してみてくださいね。<text:yoko photo:beauty news tokyo編集部>
2018/12/23| TAGS: Italo
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