渋谷のハチ公前でスマホに夢中になっている人たちを眺めながら、
電波に色がついたら景色は見えなくなるだろうなぁと思ったことがあります。
先日、某電気通信会社のトラブルで、その電波が繋がらず、世の中は大騒ぎになりました。
連絡がとれない、待ち合わせができない、場所がわからない……
その晩の食事会は、その話でもちきりでした。
受話器を取って硬貨を入れた経験がない若い世代が
公衆電話の前でパニックになっていた話も聞きました。
電波のありがたさを実感したと口にはするけれど、あっという間に忘れてしまうんでしょうね。
その食事会に出席していた人が、
「自分の会社では旅慣れた人が焦っていなかった」と言っていたことが印象に残っています。
旅は対応する力が育まれるんでしょうか。
どちらにせよ、もし、電波が繋がらなかったらどうするか。
防災と同じで自分なりに考えておいた方がいいのかもしれません。
私も旅先で電波がつながらなかった経験は何度もあり、
対応できたことも、できずにあきらめたこともありました。
ただ、そうなった時、いつも最初につぶやくことがあります。
「焦るな。電波が繋がらないだけで死ぬことはないんだから」と。<text:イシコ http://sekaisanpo.jp/>
2018/12/29| TAGS: lifestyle
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