たとえ日本を旅していても“言葉がわからない”ことがあります。
強い方言が残っている地域があるのです。
インターネットどころか交通手段もなかった時代、
京都など都で生まれた新しい言葉が伝わるのは“1年間で1km程度だった”と聞いたことがあります。
100キロ離れた場所に伝わるまで約100年。
青森や鹿児島で同じような方言があるのもそういったことが原因ではないかと言われています。
もちろん方言は、他にも様々な理由があるので一概には言えませんが。
いま、島根県の雲南市に滞在中です。
高齢者が話す出雲弁が全くわかりません。
東北弁のようなイントネーションなのです。
松本清張の名作「砂の器」を思い出しました。
方言も地域を知る1つの手段ですが、
どんどん無くなっていくことは想像に難くありません。
だからこそ、今、旅をしている時間は、その土地の言葉を浴びたておきたい。
地元の高齢者が集まる温泉に浸かり、喫茶店や大衆居酒屋に入り、
耳を傾け、少しずつ耳が慣れて…、いや、わからない。
とは言いつつ、今や街中で若者が話している言葉がわからないことも多いんですけどね。<text:イシコ http://sekaisanpo.jp/>
2019/02/03| TAGS: lifestyle
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