ラオスのルアンパバーンは世界遺産に登録されてから、一気に観光客が多くなりました。
時には中国人や欧米人が乗ったツアーバスもやってきて、
夕陽が美しいプーシーの丘はもちろんのこと、
早朝、修行僧の行列に托鉢している住民のところにまで観光客が押し寄せます。
宗教観が漂う厳かな空気が、ショーのように見えてしまいました。
自分も観光客として来ているはずなのに、いつしかげんなりしていたのです。
そんな時、メコン川を眺めていると「向こう岸まで1ドルで渡ってあげようか?」
と身振り手振りで声をかけてきた地元住民がいました。
向こう岸に渡るだけですが、私は乗ることにします。
そこは別世界でした。人気がないのです。
山に連なる住宅地を散策しているうちに心がやすらいでいきました。
そして、いつしか丘の上に。そこから見えたルアンパバーンの景色の素晴らしいこと。
滞在中、一番、印象に残った景色となりました。
川を渡るだけで違う世界を見せてくれることがあるんですよね。<text:イシコ http://sekaisanpo.jp/>
2019/03/23| TAGS: lifestyle
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