前回「犬や猫も出会いの１つ」と書きましたが、「出会い」と「ふれあい」は違います。

 

動物とのふれあいは危険がともない、

 

安易に手を出すと、噛まれたり、引っかかれたりすることもあります。

 

 

 

特に東南アジアなどの野良犬には気を付けてください。

 

格段に減ってはいますが、まだまだ多い。

 

しかも今でも狂犬病の事例はあるようです。

 

 

以前、タイの田舎を散歩中、野良犬に出くわしたことがあります。

 

かなり大きな黒い犬で私の姿を見ると吠えまくりました。

 

一目散に逃げようと思ったのですが、

 

熊と同じように背中を見せて逃げると追いかけてくると教わったことを思い出したのです。

 

 

 

犬の目を見つめ、目をそらさないようにしながら後ずさりして、その場を離れていきました。

 

同時にウエストポーチの中にあった本を取り出しました。

 

いざ犬が向かってきたら、この本で叩こうと思ったのです。

 

 

 

犬は吠え続けていましたが、しばらくすると縄張りから私が出たのか、

 

私に興味がなくなったのか、行ってしまいました。

 

ふと我に返ると手の平にはびっしり汗をかいていました。

 

持っていた本が犬をテーマにした小説だったことに気づいた時には苦笑いを浮かべたんですけどね。＜text：イシコ　http://sekaisanpo.jp/＞