九州の有名な寺がある無人駅でのこと。
人身事故による電車普通のアナウンスが流れました。
ホームにはロシア人グループとタイ人グループもいます。
化粧が濃い日本人のおばさまが日本語が堪能なロシア人男性の1人に状況を説明していました。
おばさまのおぼろげな記憶によると数km先にバス乗り場があるらしい。
彼はロシア語で仲間たちを呼び、外に向かいました。
“歩くこと”を選択したようです。
日本語がわかるタイ人の1人も、その話を聞いていましたが動こうとしません。
“待つ”ことを選択したようです。
トラブルの対処法でお国柄が出ることがあるんですよね。
「沈没しそうな船から乗客を飛び込ませるために船長が叫ぶ」
そんなお国柄が出るジョークを思い出します。
私は一旦、無人の改札を出て、近くの商店で事情を説明してバス乗り場を聞きました。
「昔はあったかもしれないけれど今はないよ。タクシーで篠栗駅まで行った方がいいわ」
タクシーの電話番号を教えてもらい、駅に戻り、ホームの様子をのぞきに行きました。
化粧が濃いおばさまは、トランクを抱えたおばさまと、タイ人たちはグループでおしゃべりに夢中。
とことん待つつもりらしい。
タクシーを呼ぼうかと思っていた私も、結局彼らと一緒にとことん待つことにしました。
結局、定刻より1時間遅れで到着。ダウンロードしてあった海外ドラマを1本観ることができました。
あのロシア人たちは大丈夫だったかなぁ。<text:イシコ http://sekaisanpo.jp/>
2019/05/18| TAGS: lifestyle
イシコ
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