アイテープやアイプチで二重の幅を広くすると、ハーフモデルのような奥行き感のある目元をつくることができますが、日常的にアイテープ等を使うのは大変ですし、何より近くで見たときにテープの存在がバレてしまいがち。そこで実践したいのが“まぶたにシェーディングを入れて陰影をつくる”ことです。それでは手順とポイントを早速チェックしてみましょう。
用意するコスメはこちらの4種。
A:明るいベージュカラーのペンシルアイライナー、B:明るいアイボリーカラーのアイシャドウ、C:ダークブラウンのアイシャドウ、D:淡くパールの入った明るいアイボリーカラーのアイシャドウ
手持ちのコスメでOKですし、なければプチプラコスメで代用してみてください。
(1)Aを眉山のすぐ下にのせる
上写真の白で囲った部分を参考に、肌色よりワントーンほど明るいカラーのコンシーラーをやや厚めにのせます。
(2)(1)でのせたAの境目をぼかす
(1)でAをのせた部分を指で矢印方向に跳ねるようにタッチして境目をぼかします。ただし、眉山すぎぐ下のラインに沿って描いた部分(写真の領域)は“ぼかさないで残しておく”のがポイントです。
(3)Bで眉骨にハイライトを入れる
やわらかい毛質のブラシにBをつけて眉骨(眉山の下の部分)に何度か重ねます。この部分にハイライトを入れると相対的にまぶたがくぼんで見えてエキゾチックな印象になるので、眉が薄い人は必ずこの工程を行いましょう。また、シャドウをのせることで、先にのせたアイライナーを固定させることもできます。
(4)Cを眉頭から目頭にのせる
親指の爪くらいの大きさの丸型ブラシにCをつけ、眉頭から目頭2〜3mm内側へ入ったところまで軽くのせます。
(5)眉頭から目頭に「r」を書くようにCを重ねる
ブラシに残ったシャドウで英小文字「r」を書くように眉頭から目頭、まぶたの中央までブラシを動かします。(4)でCをのせた領域を矢印方向に自然につなげていくイメージです。
(6) Cをアイホール全体にのせる
小さくて平たいブラシにCをつけてアイホール(ブラシの持ち手の先でまぶたを押したときに、眼球の上でくぼむところ)に沿って何回か薄くのせます。深さを繊細に出すために“ブラシを垂直に立ててのせる”のがポイントです。
(7) Cで目尻を塞ぐ
(6)で使用したブラシでCを目尻側の部分を塞ぐように重ね塗りします。アイホールの下の部分を中心に目尻から中央部分まで軽くタッチしましょう。なお、目の横幅が狭い方は“本当の目尻よりもっと外側”に目尻をとってください。
(8)Cを涙袋にのせる ※省略してもOK
Cを涙袋全体にのせます。省略してOKですが、より深い目元を作りたいのであればお試しください。
(9)Dを二重ライン中央にのせる
Dを写真の印部分にのせます。二重ライン中央を中心に塗ればOKです。なお、一重の方は目を開けたときの8mm部分にのせてください。
(10)Dを目頭にのせる
目を開けた状態でDを目頭にのせます。先に入れたシェーディングを強調する大切な過程です。
仕上がりがこちら!
▲右側が上述の手順でアイメイクした仕上がりです
以上で完成です。アイホールを強調したことで目元に奥行き感が生まれ、知的かつセクシーな印象に。この上に好きなメイクをすればOKです。なお、上写真ではブラックでアイラインを引いていますが、ブラウンを使うとより柔らかい印象に仕上がります。
これさえマスターしておけば、アイテープなし(メイクだけ)で奥行きのある目元をつくることができます。自分の目のかたちや陰影をよく観察して、シェーディングを入れるベストな位置を見つけて、夜のお出かけやパーティのときなどに試してみてくださいね。<text:kanacasper(カナキャスパ)>
2019/05/14| TAGS: beauty
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