バリ島、スマトラ島、ジャワ島などのインドネシアの島々などで生産されている世界一高価なコーヒーが【コピ・ルアク】。アメリカなどでは“ジャコウネココーヒー”とも呼ばれるこのコーヒーをバリ島・ウブドの農園で堪能してきたので早速レポートします。
|ジャコウネコの糞から採取するコーヒー豆
野生のジャコウネコは赤く熟した食べごろのコーヒーチェリーだけを選んで食べ、果肉部分のみ体内で消化し、消化されない種の部分は糞として排泄されます。その糞から豆を採取し、綺麗に洗浄して乾燥させて焙煎して作るのがコピ・ルアクです。お土産としても人気で空港やお土産店などでも販売されていますが、珍重性が高い反面その多くが偽物というのが現実。そこでオススメしたいのがコーヒー農園で本物を堪能することになります。
今回訪れたのはバリ島・ウブドにあるコーヒー農園「AlamSari Agrotourism」。オーナーさんは日本に住んでいた経験があり、日本語がとても堪能です。まずはスタッフさんが農園のご紹介をしてくれます。こちらは様々なコーヒーに使われるスパイス類とのこと。
そして、手前にあるのが、採取されたばかりのジャコウネコの糞です。特に臭みがあるわけではなく、嫌な匂いもないので安心しました。
この糞から豆を採取し、スパイスなどを合わせて手作業で焙煎しているようで、とても手間がかかっていることがわかります。
そしてついにジャコウネコとご対面。思ったより小さくてネコのようなタヌキのようなかわいい印象です。
次に試飲をさせてもらいます。スタッフさんが説明をしながら目の前でコピ・ルアクを淹れてくれ、待つこと5分。
こちらが世界一高価と言われるコピ・ルアク。見た目は少し苦そうに見えますが、苦味や臭みなどはなく、香ばしくて香り高いお味。期待以上の美味しさでした。クセのないまろやかな味わいなので、ブラックコーヒーが苦手な方でも飲みやすい印象なので、行かれた際はぜひブラックで飲むことをオススメします。ただ「感動するほどめちゃくちゃおいしいか?」と問われたらそれは「NO」です。あくまでも手間がかかっていることで高価なコーヒーとして扱われているのではないかと感じました。
なお、こちらの農園ではコピ・ルアク以外にも様々な種類のコーヒーの試飲も可能です。いずれもスパイスがしっかりと効いていて美味しかったです。
|お土産にもぜひ“本物”のコピ・ルアクを
最後にこちらの農園で生産されているコーヒーが各種販売されている販売コーナーへ。粉・豆ともに販売されています。
やはり「コピ・ルアク」は少々高価ですが、日本ではあまり買えないですし、販売されていても現地の農園での価格よりもさらに高価になっているので、ぜひ現地で購入するのがオススメ。ウブドを訪れた際は、ぜひ見学気分で立ち寄ってみて“本物の味”を堪能してみてくださいね。<text&photo:Miehann>
▶︎AlamSari Agrotourism Banjar Kebon, Singapadu, Sukawati 80582, Indonesia
2019/06/30| TAGS: lifestyle
Miehann
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