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ベトナムの世界遺産ハロン湾日帰りクルーズ

ベトナム・ハノイから“日帰り”可。奇岩群の絶景を堪能する【世界遺産・ハロン湾クルーズ】

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2020年にF1グランプリが初開催されるベトナムの首都ハノイ。現地の人たちの生活を垣間見れる「旧市街」、「ホアンキエム湖」周辺の美しい自然、ベトナムの定番お土産“バッチャン焼き”の工房が集まる「バッチャン村」など見どころも様々ありますが、ハノイからは世界遺産でもある「ハロン湾」へも気軽に出かけることができます。今回は、そんな「ハロン湾」の日帰りクルーズに出かけてきました。

 

 

 

|日本語ガイドとともに行く「世界遺産・ハロン湾クルーズ」

 

「ハノイ旧市街ツアー」に続き、「世界遺産・ハロン湾クルーズ」も日本語OKの現地ガイドに案内してくれるツアーに参加。ハロン湾を12時30分に出航する観光船に乗るため、朝8時に宿泊中のホテル【JWマリオット・ホテル・ハノイ】へ迎えに来てもらって、乗り心地の良いバンタイプの車でハロン湾へと向かいます。約30分のトイレ休憩(お土産屋訪問)を挟む約4時間の道のり。道中は蓮の畑などの農地が広がり、アヒルや鶏、特別な日に食べるという牛などもあちこちで飼われているという、のどかな風景が続きます。

 

ハロン湾に着くとすでに沢山の観光客が集結。中国との国境に近いこともあり、沢山の中国人観光客の姿も見られます。ただし、同じクルーズ船に乗るのは全員が日本人ということでホッとしました。

 

 

▲沢山のクルーズ船が同時間帯に出航します

 

クルーズ船に乗り込むと、ガイドさんがスケジュールを細かく説明してくれて、出航後すぐに船上でのランチタイムのスタートです。

 

▲食事用のテーブルが並ぶクルーズ船内

 

メニューはカニ(取り分けてくれます)、シャコ、エビの炒め物、あさり、スープ、カニの焼き物、揚げ春巻き、魚のトマト煮込み、ご飯、イカの炒め物、空芯菜の炒め物と盛りだくさん。新鮮な魚介の旨味を堪能できます。

 

 

 

 

ちなみに飲み物は別料金で、ビールだと1本70,000ドン(約¥350)。そして、デザートにバナナが付きます。ランチ中、クルーズ船は湾内をゆっくりと進んでいくので快適に食事を愉しめるのが魅力。その後、食事が終わると2階のデッキに出て思い思いに絶景を鑑賞できます。

 

 

 

▲20万ドン紙幣にも描かれている岩、ゴリラの形をしている岩など、有名な岩をガイドさんが1つ1つ解説してくれます

 

▲人気の高い岩にはクルーズ船が一気に集結。他のクルーズ船と接触する瞬間はスリルさえ感じます

 

あいにく当日は曇り空でしたが、それもまた美しい景色でした。クルーズ船が出航可能な状況であればどんな天気でも絶景に映るはず。出かけるなら11月から4月の乾季のシーズンが比較的天候も安定していてオススメです。

 

 

 

|「ティエンクン鍾乳洞」で自然の神秘を満喫

 

このハロン湾クルーズで必ず訪れるスポットの1つが、自然が作り出した神秘的な空間が広がる「ティエンクン鍾乳洞」。

 

▲「ティエンクン鍾乳洞」にも沢山のクルーズ船が一挙に集結します

 

入口と出口が分かれていてルートは一方通行。沢山の観光客がスムーズに見学できるように整備されています。

 

 

適度にライトアップされていて複雑な形状をした鍾乳石や石筍がより強調されて目に映るので、自然の力の凄さを改めて感じることができるでしょう。

 

 

 

 

なお、鍾乳洞の中は足元が少々ゴツゴツしていたり、滑りやすかったりしたりするので、スニーカーなど歩きやすい靴で訪れるのが賢明。また、かなり蒸し暑いので暑さ対策も欠かさないようにしましょう。

 

 

今回参加した日帰りクルーズは、ハロン湾からホテルへの帰り道は高速道路を使用するので、所要時間約2時間と行きの約半分と快適でした。ただ、最近ではクルーズ船に宿泊する1泊2日または2泊3日のツアーの人気が高まっていて、それに参加すれば日帰りでは見ることのできない夕景を愉しめたり、洞窟めぐりやカヤック、船上での料理教室など様々なアクテビティを愉しめたりするそう。日帰りクルーズでも充分に満喫できましたが、興味のある方は“船に宿泊すること”もぜひ旅計画に盛り込んでみてくださいね。<text:yoko photo:beauty news tokyo編集部>


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