「いかがお過ごしですか?
私は母の具合が悪いので帰省することにしました。
今年の年末は旅に行けそうにありません(涙)」
旅好きの知人から泣いているキャラクターのスタンプと供にメッセージが届きました。
「帰省というのも1つの旅だと思いますよ」
と返信しつつも、私は若い頃、帰省することが、あまり好きではありませんでした。
とりあえず肉親に顔を見せ、後は、たっぷり眠って休息をとるために帰っていたように思います。
でも、三十代を超えた頃でしょうか。
帰省した際、ブログの写真が足りなくてカメラを持って外に出掛けました。
散歩しているうちに、近所のツバキの花に感動し、
鳥の鳴き声の多さに驚き、耳を澄ませるようになるようになり、
どんどん楽しくなっていたのです。
景色が変わったわけでもないのに不思議でした。
それを友人たちに言うと「歳をとっただけだよ」とからかう人もいらっしゃいましたが、
過ごした土地から離れたからこそ、見えてくることが、あるんですよね。
そして、それは知らないうちに自分の中に様々な目線が増えていることに気づき嬉しくなるのです。
結局、私の場合は移住してしまいました。<text:イシコ http://sekaisanpo.jp/>
2019/12/28| TAGS: lifestyle
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