アイルランドを旅行する際に拠点となるのは、やはり首都のダブリン。その中心地に位置するホテルであればダブリンの観光をするにしても、他の街へ足を伸ばすにしても利便性が高く、空港到着からのチェックインもスムーズです。今回はそんなダブリンの中心地に位置する2つの上質ホテルを紹介します。
▶︎ウイスキーにギネスビール。アイルランドの首都【ダブリン】の風土に触れる旅
|2014年オープンのデザインホテル「THE DEAN」
スマートかつお洒落な滞在を満喫するならダブリンの中心地に位置するデザインホテル「THE DEAN」を。
周辺は1階が飲食店となっているホテルが多く建ち並ぶエリアで、日中は静かながら夜になると盛り上がりを見せる場所。「THE DEAN」の1階にもレセプションと向かい合うようにバー「THE DEAN BAR」が置かれています。
落ち着いた雰囲気のバーは貸切もでき、ウエディングパーティーの会場としても人気。モーニングコーヒーからハンバーガーなど夜の食事まで対応してくれるので、滞在中のちょっとしたスキマ時間に利用してみたいところです。
客室は2階より上階に。それほどの広さはありませんがベッドはゆったりと寝られる広い設計となっていて、作業用のデスクなど部屋の設備自体は充分に整っています。
デスク周りの家具が少しレトロな見た目のもので揃えられているのも、嬉しいポイント。例えば日本ではすっかり見なくなった黒電話がデスクに置かれていたり、小型サイズの冷蔵庫はSMEGというイタリアの老舗キッチン用品メーカーのアイテムだったりと、ワクワクするようなこだわり演出が随所から感じられます。しかしながら、ここはウイスキー発祥の地とも言われるアイルランド。かわいい冷蔵庫の中にはウイスキーのミニボトルもちゃんと入っていました。
最上階にはルーフトップバーとしてもレストランとしても利用できる「SOPHIE’S(ソフィーズ)」があり、ダブリンの街を見ながらのバータイムを過ごすことができます。テラス席もあるので、夏なら夜風に吹かれながらの優雅に時間を過ごすのもオススメです。
また、朝食も同じくこの「SOPHIE’S」で摂れます。朝食の営業時間は7時(週末は8時)から11時とゆっくりめの朝食でも問題ありません。
メニューには、ヨーグルトやポリッジ(オートミールを牛乳で煮込んだもの)などの軽食や、イギリスやアイルランドの伝統的な朝食である「フルブレックファスト」も並んでいました。
▲「フルアイリッシュブレックファスト」はブラッドソーセージや卵料理、ベイクドビーンズまでついているボリューム十分のワンプレート
夜とは違った雰囲気ですが、朝焼けの時間帯であれば少しずつ街が明るくなっていく様子を見ながらのんびりとした朝食を愉しめるのも魅力と言えるでしょう。
|外観から格式高さを感じる「Shelbourne Hotel」
もう1つダブリンの中心地のホテルで紹介したいのが「Shelbourne Hotel」。「THE DEAN」よりもさらに中心街に近く、ダブリンのメインショッピングロードである「グラフトンストリート」から徒歩数分の場所にあります。
「THE DEAN」はビジネスにも観光にも使いやすいスタイリッシュなデザインホテルという雰囲気ですが、逆に「Shelbourune Hotel」は外観からもわかるように、格式高いラグジュアリータイプのホテルとなります。
開業は1824年とかなり歴史のあるホテルで、過去には映画俳優のチャーリー・チャップリンやジョン・F・ケネディ元アメリカ大統領など、錚々たる顔ぶれがこのホテルに宿泊したそう。現在の部屋数は250を超えており、通常の客室のタイプは6種類、さらにスイートルームが3種類とシチュエーションに合わせて選べます。
また、全室バスタブ付というのも旅の疲れを癒すには嬉しいポイント。
大理石を贅沢に使った浴室でゆっくりとリラックスの時間を取るのも旅の醍醐味と言えるでしょう。
なお、ホテルのすぐ前には「セント・スティーブンス・グリーン」という大きな公園が広がっています。緑豊かな公園は朝から白鳥などの野鳥も見られるスポットで散策にもピッタリ。
部屋によっては窓外に公園を広く望むことができるので、大都市の中心地に滞在しながら同時に自然も愉しめるという贅沢な滞在も叶います。
ダブリンの中心地に位置するタイプの異なる2つの上質ホテル「THE DEAN」と「Shelbourne Hotel」を紹介しました。ぜひアイルランドを訪問する際の最適なホテル探しの参考にしてみてくださいね。<text&photo:岡本大樹>
2020/02/02| TAGS: lifestyle
Shelbourne Hotel
THE DEAN
アイルランド
グラフトンストリート
グルメ
コラム
セント・スティーブンス・グリーン
ダブリン
バー
ホテル
レストラン
岡本大樹
文化
朝食
歴史
海外旅行
観光
きれいのニュース | beauty news tokyo