フランス・パリ旅行の楽しみの1つとしてショッピングを挙げる方は少なくないはず。憧れブランドのショップや個性的なセレクトショップなどできるだけたくさん見て回りたいものですが、旅行となれば時間にも限りがあるもの。そんなとき、いろいろなアイテムを一堂にチェックできるデパートは外せません。中でもイチオシが2019年3月にパリ・シャンゼリゼ通りにオープンした「ギャラリー・ラファイエット・シャンゼリゼ(Galeries Lafayette Champs-Élysées)」。最先端のお洒落が集結しています。
▲シャンゼリゼ通りの中でも「ギャラリー・ラファイエット・シャンゼリゼ」は一際目立つ存在
|ブランドよりもファッションアイテムが目立つユニークなディスプレイと空間演出
1930年代に建てられた建物を改修してつくられたという「ギャラリー・ラファイエット・シャンゼリゼ」。地下1階から地上3階の4フロアで構成される店内は1階から3階までが吹き抜けになっていて広々とした印象です。重厚感のある大理石の柱はクラッシックなのに対し、ディスプレイは日本のデパートではまず見られないような、かなりモダンでユニークなものとなっています。
・トルソーが並ぶデパート入口
デパートの入口通路には素敵にコーディネートされたトルソーがズラリと並べてあり、通り抜けるだけでショッピングへの期待感が高まります。ショーケースに並べられているのとは違い、一見アートなのかと思ってしまうようなディスプレイ方法ですが、それぞれの足元にはブランド名が記載されたプライスカードが置かれていました。
・トルソーが並べられた吹き抜け階段
店内のディスプレイで1番驚いたのは吹き抜け階段にトルソーが沢山並べてあったこと。訪れた人たちは皆トルソーと一緒に写真撮影を楽しんでいました。こちらの足元にもプライスカードが置かれブランド名が分かるようになっているので「どこに置いてあるのかな?」と、ついつい2階、階へと足を運びたくなります。
・2階のシューズ&アイウェアのディスプレイ
2階のシューズ&アイウェアはまるで建築物のような面白い棚に置かれています。ブランドごとに1箇所にまとめてディスプレイされているので手に取りやすく選びやすいのも魅力です。
・3階のキューブ型の展示スペース
3階には吹き抜けの空間にせり出すようにキューブ型の展示スペースが並びます。1階や2階からも目立つ1つ1つのスペースはまるでギャラリーのようで、陳列されたアイテムをより魅力的に見せています。
・3階のベルトコンベアー式のディスプレイ
トルソーの周りをベルトコンベアーに乗せられたアイテムがグルグルと回っていくユニークなディスプレイです。棚に置いてあるだけでは見つけきれないようなアイテムも、ここに置いてあれば絶対見てしまうはず。
|抜群にお洒落なスタッフにも注目。各フロアの特徴は?
それでは、1階→2階→3階→地下1階の順に各フロアをチェックしてみましょう。
まずは1階。入ってすぐの3階まで吹き抜けになった広いスペースはポップアップスペース。訪れた2019年10月末の時点ではフランスのグラフィックデザイナー「ジャン・ジュリアン(Jean Jullien)」の大きな作品が飾られていて、「オロウ(OLOW)」とのコラボレーションアイテムのショップになっていました。
2019年3月のオープン時は「シャネル(CHANEL)」、2019年9月〜10月にかけては世界的歌姫リアーナがプロデュースする「フェンティ ビューティ(Fenty Beauty)」のポップアップが展開されていたそうで、訪れるたびに新しいものに出会えそうで楽しみな空間です。
また、1階の奥側はコスメ売場(スキンケアアイテムとフレグランスが中心)です。
こちらも大まかなブランドの区切りはあるものの、基本的にはジャンルごとにアイテムがディスプレイされています。
続いて2階は数多くのブランドの服が“1ブランド1ラックずつ”ディスプレイされています。レディースとメンズの区分けされているだけで、洋服と一緒にバッグやシューズなど服飾雑貨も置かれていて、お目当てのブランドのにこだわることなく、自由に見て回ることができます。
他には、ユニークなディスプレイで紹介したシューズやアイウェア、お手頃価格のアクセサリー、キッズアイテムも取り扱っていて、1周グルっと歩くだけでかなり充実した気分になります。
そして3階はラグジュアリーブランドのアイテムやジュエリーコーナー。
たくさんの数のラグジュアリーブランドを、仕切りのない状態で自由に見て回ることができます。ブランドイメージだけではなく、よりデザインに注目して本当に欲しいものを見つけられるはずです。
と、ここまでディスプレイを中心に紹介してきましたが、実は各フロアにいるスタッフも群を抜いてお洒落なのも特徴。実はギャラリーラファイエットで働くスタッフ450人のうち300人が インスタグラム経由で採用されたパーソナルスタイリストなのだそう。ぜひコーデのアドバイスをお願いしてみてください。
また、1人でも快適にお買い物ができるユニークな仕掛けにも驚かされます。
すべてのハンガーがデジタル化されていて、ハンガーに触れるとブランド名や価格、サイズ在庫の有無が表示されるようになっています。おかげでフランス語ができなくても気軽にショッピングできます。
また、試着室までとてもお洒落。
こちらは2階の試着室。可愛くピンク色で統一されていて中も広々としているので、ゆっくり試着を愉しめます。
そして、地下1階はパリで人気のスイーツショップやデリカテッセンなどが並ぶフードコートです。
特徴は他のフロアと同様に空間が統一されていることになります。例えばチョコレート専門店の「ル・ショコラ・アラン・デュカス(Le Chocolat Alain Ducasse)」。
ナチュラルな色味でまとまったシックな雰囲気の通常のショップとはひと味違うギャラリー・ラファイエット・シャンゼリゼならではの空間デザインとなっています。
一般的にデパートは“ブランド”ごとにディスプレイや空間が演出されているものですが、「ギャラリー・ラファイエット・シャンゼリゼ」は“アイテム”の魅力が引き立つようなディスプレイで、「このブランドはこういう雰囲気」といった先入観もなく、フラットにアイテムを見て回れるのが最大の魅力。どちらかと言うとセレクトショップに近い感覚でショッピングを愉しめるので、本当に好きなものを見つけられるはずです。パリを訪れる際はぜひ足を運んで最先端のお洒落空間を体感してみてくださいね。<text:yoko photo:beauty news tokyo編集部>
2020/02/09| TAGS: CHANEL
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