せっかくの海外旅行だからこそ、非日常な雰囲気を満喫したいところ。日本でも“休日は昼間からアルコールを”というのもアリですが、実はシンガポールには平日の早い時間から開いている素敵なバーが豊富で、明るい内からアルコールを愉しむ旅行者の姿を多く見ることができます。それでは素敵な時間を過ごせる人気のバーをピックアップして紹介します。
|開店と同時に訪れたい“シンガポールスリング”発祥のバー「LONG BAR」
シンガポール随一の最高級ホテルの1つ「ラッフルズホテル」。近年行われていた改修工事もほぼ済んで、よりその佇まいも美しくなっています。
そんな「ラッフルズホテル」内には、世界的定番のカクテル“シンガポールスリング”発祥の「LONG BAR(ロング バー)」があります。
以前、長蛇の列ができていて入店を断念したことがあったので、できれば午前11時の開店前からスタンバイしましょう。
上の写真はF1グランプリ期間中の様子。午前10時30分頃に訪れたときは私たちを含め数人待っている状態でしたが、11時前にはアッという間に長蛇の列になっていました。いよいよ開店の午前11時にドアを開けようと出てきたスタッフは「今日も凄い列だなぁ」とばかりに苦笑い。それでも気持ちの良い対応で、どんどん席へと案内してくれます。
店内はキンキンに冷えていて、自動で動く天井のうちわが目にも涼しげ。店内はクラッシックな南国カフェといった様子で、昼間からリラックスしてお酒が飲めます。
お酒のビンがズラリと並んだバーカウンターには氷がギッシリと入ったシンガポールスリング専用のグラスが壮観に並び、バーテンは巨大なシェイカーを振り、リズム良く大量の“シンガポールスリング”を作っていきます。
テーブルの上にはピーナッツがギッシリ詰まった袋が置いてあり、自由につまんでOK。ピーナッツの殻は床にポイと落としましょう。慣れないと少し罪悪感がありますが、これもこのバーのスタンダード。
ちなみにバーの営業中は床を掃除しないので、どんどんピーナッツの殻が床一面に散乱していきます。そして、お待ちかねのシンガポールスリングがテーブルに到着。フレッシュパイナップルとチェリーが添えられたフルーティな味わいなので、飲みやすくゴクゴク飲んでしまいそうになりますが、アルコール度は高めなので注意しましょう。
▲THE ORIGINAL SINGAPORE SLING S$37.95(約¥3,150)
このカクテルの起源は女性が人前でお酒を飲むことが憚られた時代。そんな時代背景もあって、ピンク色で見た目も可愛く、まるでフルーツジュースのように見えるこのカクテルが誕生したのだそうです。その後「居心地が良いのでもう1杯!」と、2種類のシグネチャーカクテルをオーダー。
▲左:THREE SISTERS(スリーシスターズ)、右:THE DUKE(デューク) 各S$26(約¥2,160)
THREE SISTERSはジンベースのカクテルで、マンダリンの香りが効いた見た目も可愛い一杯。curry leafがアクセントになっています。一方、THE DUKEはウイスキーベースのカクテルで、柑橘系の良い香りとウイスキーの自体の味をしっかりと感じられる大人の味わい。甘くないお酒が好みの方にオススメです。
LONG BAR https://www.raffles.jp/singapore/dining/long-bar/
|圧巻のジンのコレクションは必見。ゴージャスに過ごすなら「ATLAS」へ
シンガポール随一の人気を誇る雰囲気もカクテルの味も抜群のカフェ・バー「アトラス(ATLAS)」もぜひ訪れたい人気バーの1つ。
▲店内中央にそびえるジンのタワーは圧巻! 世界各地から集められた1000種類以上のジンは、世界トップレベルのコレクションとの評判
店内のいたるところにアート作品が飾られ、オリジナルのカクテルは見た目も美しく味も抜群です。
▲左 :The ATLAS Martini、Cold Brew G&T 各S$24(約¥2,000)
また、予約必須とされるアフタヌーンティーも大人気。ゴージャスな空間で優雅な気分でゆったり過ごしましょう。
ATRAS http://atlasbar.sg/
|圧倒的な夜景を満喫できるカジュアルバー「SOUTHBRIDGE」
日本から行くとマイナス1時間の場所にあるシンガポール。到着した夜はなんだか得した気分になり、食後の1杯のために街へと繰り出したくなります。そこで足を運びたいのが美しい夜景をカジュアルに愉しめる「SOUTHBRIDGE」。
▲マリーナベイサンズを遠くに臨みつつ、金融街の高層ビルに囲まれた最高のロケーションで、素敵な夜景写真を撮ることができます。
ナショナルギャラリーから少し歩いたところ、シンガポール川沿いのビル屋上にあるバーは平日の夜でも超満員です。
▲左からジントニック(The Botanist Gin)、モヒート、マンハッタン 各S$18(約¥1,500)
風が気持ち良く吹いて、ついつい長居したくなってしまう居心地の良さも魅力。バーのスタッフもみんなサービス精神旺盛で気軽に写真を撮ってくれます。
▲バーカウンター奥ではノリノリのバーテンダーがポーズを取ってくれました
SOUTHBRIDGE http://www.southbridge.sg/
|お買い物の途中に立ち寄りたいプラナカンなお洒落バー「ACID BAR」
MRT「サマセット駅」から徒歩2分。エメラルドヒルの入口にあり、プラナカン様式の建物を活かした「ACID BAR」はオーチャードでのショッピングや、エメラルドヒルを散策した後などに気軽に立ち寄れるバーです。
利用したのはちょうどお茶をするのに良い時間ということもあり、香りの良いエスプレッソを使ったちょっと甘めのカクテルをオーダー。
▲Espresso Martini S$16(約¥1,330)
コーヒータイムにピッタリの味わいで、「コーヒーの代わりにカクテルを飲む日があっても良いのでは?」と感じてしまいます。もちろんモクテル(ノンアルコールのカクテル)も用意されているので、ぜひお酒の弱い方も訪れてみてください。
ACID BAR https://www.acidbar.sg/
このようにシンガポールには昼も夜も問わず、思い切り気分を盛り上げてくれる素敵なバーが多数。ぜひ海外旅行の非日常感を満喫すべく、お気に入りのバーを発見してみてくださいね。<text:yoko photo:beauty news tokyo編集部> ※表示価格はS$1=¥83にて換算(2019年9月取材時)
2020/03/29| TAGS: ACID BAR
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